種

(つちのなかでしずかにめざめるひをまってるたね)

土の中で静かに目覚める日を待ってる種

(あのひのぼくとよくにたきみがいる)

あの日の僕とよく似た君がいる

(どんなはながさくのかまだわからない)

どんな花が咲くのかまだわからない

(おとなになったぼくもまだまようことはある)

大人になった僕もまだ迷うことはある

(はるがすぎなつにたえあきがゆきふゆをこえて)

春が過ぎ夏に耐え秋が往(ゆ)き冬を越えて

(ちいさなめはせをのばすそらまでとどくほどに)

小さな芽は背を伸ばす空まで届くほどに

(きみがえらんだきみだけのみちのりきみのあるきかたを)

君が選んだ君だけの道のり君の歩き方を

(こわがらないでそのさきのけしきはこんなにうつくしい)

怖がらないでその先の景色はこんなに美しい

(なにをすればいいのかどこにむかいすすむべきか)

何をすればいいのかどこに向かい進むべきか

(こころがしんじたみちをえらんでゆけばいい)

こころが信じた道を選んで行(ゆ)けばいい

(ほんとうにだいじなことはたったひとつだけ)

本当に大事なことはたったひとつだけ

(えらんだこたえをうそにしないでいくこと)

選んだ答えを嘘にしないで行くこと

(あめがふりかぜもふくふまれながらしおれながら)

雨が降り風も吹く踏まれながら萎れながら

(はなはやがてさきほこるだれともにてないいろで)

花はやがて咲き誇る誰とも似てない色で

(きみだけのいろきみだけのかたちできみというはなを)

君だけの色君だけの形で君という花を

(かかげてほしいどんなにはなれてもみつけられるように)

掲げて欲しいどんなに離れても見つけられるように

(きみがえらんだきみだけのみちのりきみのあるきかたを)

君が選んだ君だけの道のり君の歩き方を

(こわがらないでそのさきのけしきはこんなにうつくしい)

怖がらないでその先の景色はこんなに美しい

(ふみだせるはずめにみえないものにおびえなくていい)

踏み出せるはず目に見えないものに怯えなくていい

(いまさきほこれいどみつづけること)

いま咲き誇れ挑み続けること

(わすれないでいて)

忘れないでいて