夢ノ浮舟

(どこへむかう)

何処へ向かう

(まことのふね)

誠の舟

(まだみぬよあけもとめ)

まだ見ぬ夜明け求め

(ゆめをなびかせかなしみのせて)

夢をなびかせ悲壮乗せて

(あつきこころざしかかげて)

熱き志 掲げて

(はげしいながれのかわにさからうように)

烈しい流れの河に逆らうように

(あなたがひたぶるただすすむのなら)

貴方がひたぶるただ進むのなら

(ついていきたいさきがみえずとも)

ついていきたい 先が見えずとも

(はるかげきりゅうのはてをしんじながら)

遙か激流の果てを信じながら

(むみょうのやみのなかで)

無明の闇の中で

(さまようよるには)

彷徨う夜には

(かすかなひをともしたい)

幽かな灯を点したい

(ちいさきこのてで)

小さきこの手で

(どこへむかう)

何処へ向かう

(あおきふねよ)

蒼き舟よ

(みえないあすへむかい)

見えない明日へ向かい

(すべてをかけていのちをかけて)

全てを懸けて命を懸けて

(とおきまほろばをさがして)

遠きまほろばを　捜して

(もしもあなたのいきるそのいみが)

もしもあなたの生きる其の意味が

(いのちよりおもいそうまことならば)

命より重いそう誠ならば

(きっとわたしがここにいきるのは)

きっと私が此処に生きるのは

(あなたのゆくみちてらすためだから)

貴方の往く道 照らすためだから

(あなたのめざすばしょを)

貴方の目指す場所を

(しんじていきます)

信じて行きます

(あまつあらしおそうとも)

天つ嵐 襲うとも

(ひかりをみつめて)

光を見つめて

(ながれながる)

流れ流る

(ときのふねよ)

時代の舟よ

(みなもになみだながし)

水面に泪 流し

(こころのはなとねがいをのせて)

心の花と願いを乗せて

(あつきこころざしかかげて)

熱き志 掲げて

(ただあなたのひとみにもえたちぬ)

ただ貴方の瞳に燃え立ちぬ

(あかきほむらをわすれない)

紅き焔を忘れない

(そうことばに)

そう言葉に

(だせぬことのはをだきしめ)

出せぬ言の葉を抱きしめ

(どこへむかう)

何処へ向かう

(あおきふねよ)

蒼き舟よ

(あらたなあさをめざし)

新たな朝を目指し

(すべてをかけていのちをかけて)

全てを懸けて命を懸けて

(とおきまほろばをさがして)

遠きまほろばを　捜して

(どこへむかう)

何処へ向かう

(まことのふね)

誠の舟

(まだみぬよあけもとめ)

まだ見ぬ夜明け求め

(ゆめをなびかせかなしみのせて)

夢をなびかせ悲壮乗せて

(あつきこころざしかかげて)

熱き志 掲げて