嘘でも好きって。

(しゅうでんのがしたふりをした)

終電逃したフリをした

(あれわたしなにしてんだっけ)

あれ、私、何してんだっけ

(もういっか)

もぅいっか

(うすぐらいろじうらのかげ)

薄暗い路地裏の影

(かたがはだけたわたしのほおはあか)

肩がはだけた私の頬は赤

(つきあかりなぞるてなかに)

月明かり　なぞる手　中に

(いつもならぜったいついてかないよ)

いつもなら絶対ついてかないよ

(ざつにのみほしたかんちゅーはい)

雑に飲み干した缶チューハイ

(よってるねまよってるねかさなるてのひら)

酔ってるね　迷ってるね　重なる手のひら

(なれたてつきでほどかれて)

慣れた手つきでほどかれて

(いかにもなことばでくちびるをうばった)

いかにもな言葉で　唇を奪った

(ねえはなしのつづきは)

ねえ　話の続きは

(だれにもいわないでよ)

誰にも言わないでよ

(はぐらかさないでわるいひと)

はぐらかさないで　悪い人

(でもねひかれちゃうの)

でもね惹かれちゃうの

(ちがうよ、すきになっちゃだめだって)

違うよ、好きになっちゃダメだって

(わかってるけどもうだれもとめられない)

分かってるけど　もう誰も止められない

(わたしだけみつめてよいまだけ)

私だけ見つめてよ　今だけ

(いつかはずっとだよ)

いつかは　ずっとだよ

(かってにすきになっただけだって)

勝手に　好きになっただけだって

(きづいてるけどただきみをもとめてる)

気付いてるけど　ただ君を求めてる

(みえすいたうそだっていいから)

見え透いた嘘だって　いいから

(ひとことささやいてあぁ)

一言囁いて　あぁ

(とけいのはりは３じすぎ)

時計の針は3時過ぎ

(まってるよだまってるよきれいなねがおも)

待ってるよ　黙ってるよ　綺麗な寝顔も

(きみのほんしょうみつけたら)

君の携帯（ほんしょう）　見つけたら

(きっとまたこのさきもいっしょにいれるね)

きっとまた　この先も　一緒にいれるね

(ねえつぎのはなしは)

ねえ　次の話は

(わたしからするから)

私からするから

(ゆっくりはわしてこころのなかまで)

ゆっくり這わして　心の中まで

(うばいとるから)

奪い取るから

(そうだよ、すきになっちゃだめだって)

そうだよ、好きになっちゃダメだって

(わかってるけどもうきみにおぼれてく)

分かってるけど　もう君に溺れてく

(わたしだけみつめてよゆめでも)

私だけ見つめてよ　夢でも

(いつかはほんとうでも)

いつかは　本当でも

(もっといだきしめてくるわして)

もっと　抱きしめて　狂わして

(こわれるぐらいしたたりおちるきみのあせ)

壊れるぐらい　滴り落ちる　君の汗

(もうぜんぶぜんぶのみこんであげるから)

もう全部全部飲み込んであげるから

(ふたりのひみつだよあぁ)

二人の秘密だよ　あぁ

(ちがうよ、すきになっちゃだめだって)

違うよ、好きになっちゃダメだって