TREE OF LIFE

(なもないふたばがこのばしょにめぶいて)

名もない双葉が　この場所に芽吹いて

(ひかりあるそらにむけてけんめいにみきをのばし)

光ある空に向けて　懸命に幹を延ばし

(いつのひにかゆるぎのないおおきなきになっていた)

いつの日にか揺るぎのない　大きな木になっていた

(はるにはそのえだにしんくのはなをつけ)

春にはその枝に　真紅の花を付け

(たくさんのほほえみをさかせていた)

沢山の微笑みを咲かせていた

(なつにはさんさんとひのひかりをあびてまたかたくねをのばす)

夏にはサンサンと陽の光を浴びて　また固く根を延ばす

(ぼくたちはこのきのもとにであいせいをはぐくむ)

僕たちはこの木の下に出会い生を育む

(いきていくばしょはずっとそうかわらない)

生きていく場所はずっと　そう変わらない

(つむいだあいこそがおおきなきをささえた)

紡いだ愛こそが大きな木を支えた

(あたえることだけではなくあたえられるだけでもなく)

与えることだけではなく　与えられるだけでもなく

(こんなにもふといみきがそのえだにはなをつけ)

こんなにも太い幹が　その枝に花をつけ

(あきにはそのはながおおくのみをむすび)

秋にはその花が　多くの実を結び

(みちたりたよろこびをおどらせた)

満ち足りた　歓びを躍らせた

(ふゆにははがおちていちめんをしきつめあらたなたねがいぶく)

冬には葉が落ちて　一面を敷き詰め　新たな種が息吹く

(ぼくたちはこのきのもとにであいせいをはぐくむ)

僕たちはこの木の下に出会い生を育む

(いきていくばしょはずっとそうかわらない)

生きていく場所はずっと　そう変わらない

(あしもとふかくねざしてきたきずなははるかときをこえ)

足下深く根ざしてきた　絆は遥か時を超え

(かれることなくつながってるえいえんに)

枯れることなく繋がってる　永久に

(ふくらんだつぼみがはなへとひらくとき)

膨らんだ蕾が花へと開く時

(かわらずにこのばしょでであおう)

変わらずにこの場所で出会おう

(かならずはるがきてえだにははながつき)

必ず春が来て　枝には花が付き

(まんかいのほほえみがさいている)

満開の微笑みが咲いている

(よろこびのなみだがちひょうにつたわってはなもまたさきほこる)

歓びの涙が地表に伝わって　花もまた咲き誇る

(ぼくたちはこのきのもとにであいせいをはぐくむ)

僕たちはこの木の下に出会い生を育む

(いきていくばしょはずっとそうここにある)

生きていく場所はずっと　そうここにある

(まもりたいきせきがそうここにある)

守りたい奇跡が　そうここにある