あたしの街、明日の街

(うすむらさきひろがる)

うす紫広がる

(おれんじいろにかわるまどのそと)

オレンジ色に変わる　窓の外

(よるはもうばいばい)

夜はもう　ばいばい

(つめこんだかばん)

詰め込んだかばん

(さびしさよりもはやくよあけをつれだしそうで)

寂しさよりも早く　夜明けを連れ出しそうで

(ただきれいなものをきれいと)

ただ　きれいなものをきれいと

(いえるあたしでいたい)

言えるあたしで居たい

(いまはどきどきしたいの)

今はドキドキしたいの

(ふみだしちゃえとまらない)

踏み出しちゃえ　とまらない

(ぜんぶてにはいりそうで)

全部手に入りそうで

(そのさきであいたい)

その先で会いたい

(みたことのないわたし)

見たことのない　私

(ありがとうだいすきなまち)

ありがとう　大好きな街

(あたしもがんばってみるよ)

あたしもがんばってみるよ

(このくもながれるむこうで)

この雲　流れる向こうで

(ちいさなとけいひびく)

小さな時計　ひびく

(なにもできなくなりそうひとりじゃ)

何もできなくなりそう　一人じゃ

(それでもばいばい)

それでもばいばい

(そうゆらがないときめたの)

そう　揺らがないと決めたの

(すこしだけこわいけど)

すこしだけ怖いけど

(もうまけたりはしないよ)

もう負けたりはしないよ

(すててしまえきらいなあたし)

捨ててしまえ　嫌いなあたし

(すなおになりたいだけ)

素直になりたいだけ

(そのさきであいたい)

その先で　会いたい

(みたことのないわたし)

見たことのない　私

(さよならだいすきなまち)

さよなら　大好きな街

(ずっといっしょだったけれど)

ずっと一緒だったけれど

(きっとまたあえるよね)

きっとまた会えるよね

(ほんとうはわかってる)

本当は分かってる

(ごがつのかぜにながされたって)

五月の風に流されたって

(それでもひとはゆめをおうってことを)

それでも人は夢を追うってことを

(まけちゃいそうにもなるけど)

負けちゃいそうにもなるけど

(すててしまえきらいなあたし)

捨ててしまえ　嫌いなあたし

(ぜんぶをあいせるまで)

全部を愛せるまで

(そのさきであいたい)

その先で　会いたい

(みたこともないわたし)

見たこともない　私

(ありがとうだいすきなまち)

ありがとう　大好きな街

(あたしもがんばってみるよ)

あたしもがんばってみるよ

(このそらのつづくばしょで)

この空の続く場所で

(つづけつづけ)

続け　続け

(いますべてがはじまる)

今　すべてが始まる