もしも命が描けたら

(つきがきれいなよるに)

月が綺麗な夜に

(もりのなかでただひとり)

森の中でただひとり

(このせかいからたびだつまえに)

この世界から旅立つ前に

(これまでのひびをうかべる)

これまでの日々を浮かべる

(ゆうふくじゃないくらしそれでも)

裕福じゃない暮らしそれでも

(いつだってそばにはははのやさしさ)

いつだってそばには母の優しさ

(ぼくのえがくえをだいすきだといってくれたひと)

僕の描く絵を大好きだと言ってくれた人

(ふたりいきるためにゆめもすてはたらいて)

二人生きるために夢も捨て働いて

(それでもおとずれるわかれ)

それでも訪れる別れ

(そんなときにきみにであい)

そんな時に君に出会い

(こいにおちた)

恋に落ちた

(あいをしった)

愛を知った

(しあわせだとおもえたのに)

幸せだと思えたのに

(どうしてたいせつなものばかりがきえてくきえてく)

どうして大切なものばかりが消えてく　消えてく

(あぁこのせかいとさよならしよう)

あぁ　この世界とさよならしよう

(あいにいくよいますぐそこへ)

会いに行くよ今すぐそこへ

(きみがいるところまであぁあいしてるごめんね)

君がいるところまで　あぁ　愛してるごめんね

(そのとききみのこえがきこえた)

その時君の声が聞こえた

(そうやってじぶんですべてをおわりにしてしまえばもうだれにもあえないんだよずっと)

そうやって自分で全てを終わりにしてしまえばもう誰にも会えないんだよずっと

(まんげつのよるに)

満月の夜に

(ｌａｌａ．．．ｏｏｈ．．．)

Lala lala lala lala ooh ooh

(おわらせることができずじめんにおちたぼくにとつぜん)

終わらせることができず地面に落ちた僕に突然

(つきがはなしかけてきた)

月が話しかけてきた

(そしてふしぎなちからをくれた)

そして不思議な力をくれた

(えがいたものにいのちをわけあたえるちから)

描いたものに命を分け与える力

(かれかけたくさきもいきをふきかえすぼくののこりのじかんとひきかえに)

枯れかけた草木も息を吹き返す　僕の残りの時間と引き換えに

(えがいてくこのいのちをもとにすこしずつわけあたえていくあぁいきるいみができたんだ)

描いてくこの命を元に少しずつ分け与えていく　あぁ　生きる意味ができたんだ

(そんなときあなたとであったおなじようにかなしみのなかでいきているひと)

そんな時あなたと出会った同じように悲しみの中で生きている人

(みずからたびだとうとしたぼくをおこってくれたひと)

自ら旅立とうとした僕を怒ってくれた人

(いつのまにかひかれていった)

いつの間にか惹かれていった

(だけどあなたにはあいするひとがいる)

だけどあなたには愛する人がいる

(あなたをうらぎったひどいひと)

あなたを裏切ったひどい人

(それでもあなたがあいしてしまうひとそんなかれのいのちがいまきえかけている)

それでもあなたが愛してしまう人　そんな彼の命が今消えかけている

(なきながらかれのなまえを)

泣きながら彼の名前を

(さけぶあなたをみてきめた)

叫ぶあなたを見て決めた

(１にちだけのこしてぼくのいのちすべてささげてえがいた)

1日だけ残して僕の命全て捧げて描いた

(そしてかれはめをさました)

そして彼は目を覚ました

(ああぼくがおこしたきせきに)

嗚呼僕が起こした奇跡に

(なみだながしよろこぶあなたにどうしてもつたえたいぼくのおもいをさいごにきいて)

涙流し喜ぶあなたにどうしても伝えたい僕の想いを最後に聞いて

(こうやっていきるよろこびをあたえてくれたあなたがほんとうにだいすきでしたさよなら)

こうやって生きる喜びを与えてくれた　あなたが本当に大好きでした　さよなら

(ｌａｌａ．．．ｏｏｈ．．．)

Lala lala lala lala ooh ooh