想いあい

(もういかないでよね)

もう行かないでよね

(たえられないの)

耐えられないの

(あなたがほかのこと)

あなたが他の子と

(はなしているところとか)

話しているところとか

(いっしょにいるところも)

一緒にいるところも

(もういわないでよね)

もう言わないでよね

(かなしいことは)

悲しいことは

(なにもしたくないよ)

何もしたくないよ

(ささいなひとことで)

些細な一言で

(いちにちがかわるの)

一日が変わるの

(もういわないでよね)

もう言わないでよね

(ぽっけのでんわ)

ポッケの電話

(てばなせなくなるよ)

手放せなくなるよ

(あなたのひとことで)

あなたの一言で

(まいにちがかわるの)

毎日が変わるの

(くちずさんだこのうたが)

口ずさんだ　この歌が

(いつかきとむくわれることをねがうばかり)

いつかきと報われることを願うばかり

(もういかないでよね)

もう行かないでよね

(たえられないの)

耐えられないの

(あなたがほかのこと)

あなたが他の子と

(はなしてるところとか)

話してるところとか

(いっしょにいるところも)

一緒にいるところも

(あいそをつかれてもあきらめないよ)

愛想をつかれても諦めないよ

(きゅうにきてもよいように)

急に来ても良いように

(そうじをしておこう)

掃除をしておこう

(しゃつもあらっておこう)

シャツも洗っておこう

(ゆううつでときどきねて)

憂鬱で時々　寝て

(ひがくれることがいまだにあるんだよ)

日が暮れることが　未だにあるんだよ

(それでいいんだけど)

それで良いんだけど

(もういいんだけど)

もう良いんだけど

(ためいきまじりのこのばは)

ため息混じりのこの場は

(これでいいんだねと)

これで良いんだねと

(とはいうんだけど)

とは言うんだけど

(だけどほんとうはねもうもう)

だけど本当はね　もう　もう

(たったいまささやいた)

たった今　囁いた

(ただいまがきこえるばしょで)

ただいまが聞こえる場所で

(それからいたんだかみをほどくさきへ)

それから　傷んだ髪をほどく先へ

(あなたとゆめみたさきで)

あなたと夢見た先で

(あざやかにわらうひびと)

鮮やかに笑う日々と

(くちぐせだけがいまさらそういとしい)

口癖だけが今更そう愛しい

(それはうれしい、かなしい、むなしい)

それは嬉しい、悲しい、虚しい

(そんなことはもうどうでもいい)

そんなことはもうどうでもいい

(そしてはてないゆめをながしこんで)

そして　果てない夢を流し込んで

(かためておもいでにしよう)

固めて思い出にしよう

(あぁ、きょうもつきがきれいだ)

あぁ、今日も月が綺麗だ

(もういかないでよね)

もう行かないでよね

(かえられないよ)

変えられないよ

(わたしがしたことも)

私がしたことも

(こころあたりどこのあたり)

心当たり　どこの辺り

(つよいあたりしていたのはわたしだ)

強い当たりしていたのは私だ