恋愛観測／コブクロ

(くだらないいいあらそいで)

下らない　言い争いで

(たがいのそんざいをとおざけあったよる)

互いの存在を　遠ざけあった夜

(じゅわきのなかにはむごんというなの)

受話器の中には　「無言」という名の

(はりつめたうちゅうがひろがる)

張り詰めた　宇宙が広がる

(かすかなでんぱのいずがなにもはなさないきみに)

微かな電波ノイズが　何も話さない君に

(こうしんくりかえしただようこころを)

交信繰り返し　漂う心を

(さがしているようさもうかえっておいでよ)

探しているようさ　もう帰っておいでよ

(きのうまでのぼくできみをだきしめにいくから)

昨日までの僕で　君を抱きしめに行くから

(このうちゅうのはじとはじにいるようなきもちでいたって)

この宇宙の端と端に居るような気持ちでいたって

(ぼくらのいるばしょをぎんがのはてからながめれば)

僕等の居る場所を　銀河の果てから眺めれば

(こんなにちかくにいるんだ)

こんなに近くに居るんだ

(なゆたのれきしのなかでわずかなこのとき)

那由多の歴史の中で　わずかなこの時

(おなじくににうまれであうぐうぜんを)

同じ国に生まれ　出会う偶然を

(きせきとよんだっていいよねきみはしらんぷり)

「奇跡」と呼んだっていいよね？　君は知らんぷり

(ごめんねにかわるようなことばをさがしながら)

「ごめんね」に代わるような　言葉を探しながら

(けっきょくながながとじぶんをせいとうかしたりしたって)

結局　長々と自分を正当化したりしたって

(ぼくにはとどいてるきみのこころのまたたきが)

僕には届いてる　君の心の瞬きが

(うらはらにかがやくひかりが)

うらはらに輝く光が

(きのうまでのぼくできみをだきしめにいくから)

昨日までの僕で　君を抱きしめに行くから

(あしたからのきみがぼくをだきしめてくれたら)

明日からの君が　僕を抱きしめてくれたら

(ぼくらのいるばしょをぎんがのはてからながめれば)

僕等の居る場所を　銀河の果てから眺めれば

(こんなにちかくにいるんだ)

こんなに近くに居るんだ

(こんなにちかくにいるんだ)

こんなに近くに居るんだ