心からの歌

(こころからのうたかなでているくちずさんでいる)

心からの歌 奏でている 口ずさんでいる

(おねがいだそっとねむったふりしたままできいて)

お願いだ そっと、 眠ったフリしたままで 聞いて

(ちょうどにねんめだねふたりでかぎあけたねねーむもかけた)

ちょうど2年目だね 二人で鍵 開けたね ネームもかけた

(きみはかたづかないにもつとぼくにもたれねむってしまったよ)

君は、片付かない荷物と僕にもたれ 眠ってしまったよ

(いとしいとおもうきもちは)

「愛しい」と思う気持ちは

(すなどけいのようにただただつもってゆくんだ)

砂時計のようにただ、ただ・・・積もってゆくんだ

(こころからのうたかなでているくちずさんでいる)

心からの歌 奏でている 口ずさんでいる

(このおもいそっとめろでぃにのせ)

この想い そっと、 メロディにのせ

(あいしてるなんてかんたんじゃないかんたんじゃないから)

「愛してる」なんて 簡単じゃない 簡単じゃないから

(おねがいだそっとねむったふりしたままできいて)

お願いだ そっと、 眠ったフリしたままで 聞いて

(ちょうどごねんめだねすすむみちがおたがいちがうってしった)

ちょうど5年目だね 進む道がお互い違うって知った

(きみはちいさすぎるにもつひとつでぱたんとせなかでどあしめた)

君は、小さすぎる荷物ひとつで パタンと背中でドア閉めた

(いくつかきせつがめぐって)

いくつか季節が巡って

(きみのいないへやをただただのこしてゆくんだ)

君のいない部屋を ただ、ただ・・・残してゆくんだ

(こころからのうたこぼれてゆくぽつりとうたってる)

心からの歌 こぼれてゆく ポツリと唄ってる

(このおもいそっとそらにむかって)

この想い そっと、空に向かって

(そばにいてほしいといまはいえるいまはいえるんだよ)

「そばにいてほしい」と 今は言える 今は言えるんだよ

(おねがいだそっとめをとじたあのひびにかえれ)

お願いだ そっと、瞳を閉じた あの日々に帰れ

(ふたりでみあげたあのそらはもうあのまちなみはもう)

二人で見上げた あの空はもう あの町並みはもう

(もどらないきっとかえれはしないから)

戻らない、きっと帰れはしないから

(こころからのうたきこえているまだきこえている)

心からの歌 聞こえている まだ聞こえている

(このおもいそっとめろでぃにのせ)

この想い そっと、メロディにのせ

(こころからのうたむねをこがすむねこがしている)

心からの歌 胸を焦がす 胸焦がしている

(くれなずむこんななつのひはとおいひびおもう)

暮れなずむ こんな夏の日は 遠い日々、想う