【歌詞打】森へおいで【谷山浩子】

(かぜのことばがきこえない)

風のことばがきこえない

(きみはこいをしたんだね)

きみは恋をしたんだね

(まいあさくるとやくそくの)

毎朝来ると約束の

(ばしょにけさはこなかった)

場所に今朝はこなかった

(もりのくらがりでぼくと)

森の暗がりでぼくと

(ふしぎなあそびをしよう)

不思議な遊びをしよう

(いつものようにわらって)

いつものように笑って

(もりへおいでぼくの)

森へおいでぼくの

(がらすでできたかなりあは)

ガラスでできたカナリアは

(きみのためにうたわない)

きみのために歌わない

(せのびしたきんのくつは)

背のびした金の靴は

(きみのあしをきずつける)

きみの足を傷つける

(それでもきみはまちへいく)

それでもきみは街へ行く

(きんのくつでかれと)

金の靴で彼と

(ぼくのつくるかぜのくつは)

ぼくの作る風の靴は

(もっとすてきなのに)

もっとステキなのに

(ぬれたつちのにおいがする)

ぬれた土のにおいがする

(くさであんだすかーと)

草で編んだスカート

(えだをつたうつゆのゆびわ)

枝をつたう露のゆびわ

(このはのすずのいやりんぐ)

木の葉の鈴のイヤリング

(もりでみつけたたからもの)

森でみつけた宝物

(みんなきみにあげる)

みんなきみにあげる

(いつものようにわらって)

いつものように笑って

(もりへおいでぼくの)

森へおいでぼくの

(こんやきみをつれていくよ)

今夜君を連れて行くよ

(まよなかにむかえにいく)

真夜中に迎えに行く

(ぼくのすきなしんじゅいろの)

ぼくの好きな真珠色の

(はだがひかるつきあかり)

肌が光る月明り

(ひみつのめいろのおくに)

秘密の迷路の奥に

(きみはまよいこむ)

きみは迷いこむ

(いのちをつないだいとも)

命を繋いだ糸も

(しずかにほどけていく)

静かに解けていく

(もりのくらがりでぼくと)

森の暗がりでぼくと

(ふしぎなあそびをしよう)

不思議な遊びをしよう

(いつものようにわらって)

いつものように笑って

(もりへおいでぼくの)

森へおいでぼくの