リグレットメッセージ

(まちはずれのちいさなみなと)

町外れの小さな港

(ひとりたたずむしょうじょ)

一人たたずむ少女

(このうみにむかしからある)

この海に昔からある

(ひそかないいつたえ)

ひそかな言い伝え

(「ねがいをかいたようひしを」)

「願いを書いた羊皮紙を」

(「こびんにいれて」)

「小瓶に入れて」

(「うみにながせばいつのひか」)

「海に流せばいつの日か」

(「おもいはみのるでしょう」)

「想いは実るでしょう」

(わたしはつみをおかしました)

私は罪を犯しました

(ながれていくがらすのこびん)

流れていく　ガラスの小瓶

(ねがいをこめためっせーじ)

願いを込めた　メッセージ

(すいへいせんのかなたに)

水平線の彼方に

(しずかにきえていく)

静かに消えていく

(きみはいつもわたしのために)

君はいつも私のために

(なんでもしてくれたのに)

なんでもしてくれたのに

(わたしはいつもわがままばかり)

私はいつもわがままばかり

(きみをこまらせてた)

君を困らせてた

(ねがいをかなえてくれるきみ)

願いをかなえてくれる君

(もういないから)

もういないから

(このうみにわたしのおもい)

この海に私の想い

(とどけてもらうの)

届けてもらうの

(きみは「わらっていて」とわたしにいった)

君は「笑っていて」と私に言った

(だけどわたしはわらえない)

だけど私は笑えない

(ながれていくちいさなねがい)

流れていく　小さな願い

(なみだとすこしのりぐれっと)

涙と少しのリグレット

(つみにきづくのはいつも)

罪に気付くのはいつも

(すべてがおわったあと)

全てが終わった後

(きっとへんじがくることはないだろう)

きっと返事が来ることはないだろう

(それでもわたしはまちつづける)

それでも私は待ち続ける

(そしてきょうもわたしはねがいをむねに)

そして今日も私は願いを胸に

(ほしにてをのばす)

星に手を伸ばす

(ながれていくがらすのこびん)

流れていくガラスの小瓶

(ねがいをこめためっせーじ)

願いを込めたメッセージ

(すいへいせんのかなたに)

水平線の彼方に

(しずかにきえていく)

静かに消えていく

(ながれていくちいさなねがい)

流れていく小さな願い

(なみだとすこしのりぐれっと)

涙と少しのリグレット

(「もしもうまれかわれるならば」)

「もしも生まれ変われるならば」