ピグマリオン

(たいせつなことをかんがえているとき)

大切なことを考えているとき

(はたからみればぼけっとしてるだけにみえるかも)

傍からみれば　ボケっとしてるだけに見えるかも

(きみをおどかしてとんでったあのむしは)

君を脅かして　飛んでったあの虫は

(むしろきみをばけものだとおそれたのかも)

寧ろ君を　バケモノだと恐れたのかも

(あいてのきもちはわからないだきしめもせずにわかるはずない)

相手の気持ちは分からない　抱きしめもせずに分かるはず無い

(ないてるあいだだけでもいいからだきしめてほしいそれだけだったんじゃない)

泣いてる間だけでも良いから　抱きしめて欲しい　それだけだったんじゃ無い

(ないてるあいだだけでもいいからはなさないであげてそれであいしかたをしるから)

泣いてる間だけでも良いから　離さないであげて　それで愛し方を知るから

(あこがれたひとがみずからいのちをたった)

憧れた人が　自ら命を絶った

(あのひとになれたらしあわせだけだとうたがいもしなかった)

あの人になれたら　幸せだけだと疑いもしなかった

(だれがあのくにのえらいひとになっても)

誰があの国の偉い人になっても

(どうしようもなくなってかくでおどすのかもしれない)

どうしようもなくなって　核で脅すのかもしれない

(そこにたたなきゃわからないかなしみもいたみもかんじかたもちがうから)

そこに立たなきゃ分からない　悲しみも　痛みも　感じ方も　違うから

(ないてるあいだだけでもいいからだきしめてほしいそれだけだったんじゃない)

泣いてる間だけでも良いから　抱きしめて欲しい　それだけだったんじゃ無い

(ないてるあいだだけでもいいからはなさないであげて)

泣いてる間だけでも良いから　離さないであげて

(だれもがそれであいしかたをしるから)

誰もがそれで愛し方を知るから

(つけられたきずはあとがのこったきゃんばすはしろにもどらなかった)

付けられた傷は跡が残った　キャンバスは白に戻らなかった

(きみはかわったあのころのほうがすきだった)

君は変わった　あの頃の方が好きだった

(そうおもったときはだいたいかわってたのはじぶんもだった)

そう思ったときは　大体変わってたのは自分もだった

(わすれずにいたいよとものことばをこえてきたよるを)

忘れずに居たいよ　友の言葉を　越えてきた夜を

(これからのけしきをだれしもがだれかのたいせつなひとってこと)

これからの景色を　誰しもが誰かの大切な人ってこと

(それだけをそれだけは)

それだけを　それだけは