破壊　１番だけ

(このものがたりのけつまつに)

此の物語の結末に

(いまあらがいたいひとだけきいて)

今抗いたい人だけ聞いて

(だれもがあいしたこのばしょで)

誰もが愛した此の場所で

(ひとしれずぎもんをいだいていた)

人知れず疑問を抱いていた

(このまますたっていいものか)

此の侭廃っていいものか

(いやこれはそだってるってことか)

いや此れは育ってるってことか

(どっちにしろだれかがつくったこのせかい)

何方にしろ誰かが作った此の世界

(ぼくははかいしたいとおもってしまったんだ)

僕は破壊したいと思ってしまったんだ

(ずいぶんかわってしまったな)

随分変わってしまったな

(うわべだけみりゃあとはどうだっていいんだ)

上辺だけ見りゃ後は何方だっていいんだ

(そんなしこうでまいっちまう)

そんな思考で参っちまう

(ぼくがさきにこのいのちたっちまうだから)

僕が先に此の命絶っちまうだから

(だれかれかまわずあいせよおまえら)

誰彼構わず愛せよお前ら

(そのきもちをことばにのせろって)

其の気持ちを言葉に乗せろって

(だれよりぼくらがそのたいせつさを)

誰より僕らが其の大切さを

(わかってるんだから)

分かってるんだから

(これから)

此れから

(わすれてく)

忘れてく

(ただひとつのめろでぃー)

唯一つのメロディー

(わすれてく)

忘れてく

(いまめばえるめろでぃー)

今芽生えるメロディー

(わすれてく)

忘れてく

(そのすべてのなかに)

其の全ての中に

(たしかにあいがこめられてるんだ)

確かにアイが込められてるんだ

(わすれてく)

忘れてく

(またひとつのめろでぃー)

また一つのメロディー

(わすれてく)

忘れてく

(まためばえるめろでぃー)

また芽生えるメロディー

(わすれてく)

忘れてく

(そのすべてのなかに)

其の全ての中に

(だれにもしられずいきてるいのちが)

誰にも知られず生きてる命が

(なんまんとあるんだ)

何万とあるんだ！

(だれにもとめられやしないしょうどう)

誰にも止められやしない衝動

(いまこのしゅんかんをつくるもうそう)

今此の瞬間を創る妄想

(なにものにもなれやしないれっとう)

何者にも成れやしない劣等

(だれにもとめられないこのさいご)

誰にも止められない此の最後

(おもいしらされつづけるこのげんじょう)

思い知らされ続ける此の現状

(なにもみえぬままあるいてどうぞ)

何も見えぬ侭歩いてどうぞ

(そんなむせきにんさにもうどうじょう)

そんな無責任さにもう同情

(なんかわからないけどもうかんどうさ)

なんか分からないけどもう感動さ