未完成タイムリミッター

(そりゃなんでもうまくはいかないもんだって)

『そりゃなんでも上手くはいかないもんだって。』

(そんなわかっちゃいるこえもぞんがいささって)

そんなわかっちゃいる声も存外刺さって。

(このたんちょうなひびのまであいをまって)

この単調な日々の間で『愛』を待って

(けっきょくじんせいつまらないやなんてのたまう)

「結局人生つまらないや！」なんて宣う。

(ふたしかないまをいく)

不確かな今を生く

(みらいさえもきりのなか)

未来さえも霧の中

(でもかんぜんなそらのいろおもいえがくの)

でも完全な空の色　思い描くの…。

(またあしたはくるのかな)

また明日は来るのかな？

(うんめいはなにをすんだ)

運命は何をすんだ？

(あなたにこいをしたぼくはどうなんの)

あなたに恋をした僕はどうなんの？

(かんぜんをくりかえし)

完全を繰り返し

(きょうやっとみつけそうな)

今日やっと見つけそうな

(このかいせいのいみさえももうかんけいないの)

この回生の意味さえも　もう関係ないの？

(わらえたらいいですか)

笑えたら良いですか？

(こうかいはないのですか)

後悔はないのですか？

(こんないかんなしょうがいをおくってたいの)

こんな遺憾な生涯を送ってたいの？

(ふんばってりゃいつかわらえるのかい)

踏ん張ってりゃいつか笑えるのかい？

(がんばってりゃいつかむくわれるのかい)

頑張ってりゃいつか報われるのかい？

(いきをすってはいてまたみあげて)

息を吸って吐いてまた見上げて

(うつったそらはあまりにもぼくにはきれいすぎて)

映った空は、余りにも僕には綺麗すぎて…

(あぁないてしまったんだ)

あぁ　泣いてしまったんだ

(めぐりめぐるきせつにとけだしてく)

巡り巡る季節に溶け出してく

(きぼうのねたいようをせにうけきらめいてはかなでて)

希望の音　太陽を背に受け煌めいては奏でて

(かんぜんくらいのあさきまぼろしはもうかぜにまって)

完全くらいの　浅き幻はもう風に舞って

(とたんにせかいはあたらしいいろでまわりはじめてゆく)

途端に世界は新しい色で廻り始めてゆく

(じかんならあるさ)

時間ならあるさ