那由多の歌

(ああきょうかいせんのうちゅうを)

ああ 境界線の宇宙を

(あなたといっしょにのぞけたなら)

あなたと一緒に覗けたなら

(ぜったいひろがるこうきしん)

絶対広がる好奇心

(どこまででもつづくわ)

どこまででも続くわ

(さびつくでんしゃのぶれーきおんひびいて)

錆び付く 電車の ブレーキ音 響いて

(みあげたそらろけっとがとびたった)

見上げた 空 ロケットが飛び立った

(おんおふきりかえむりだってわらった)

オンオフ 切り替え 無理だって笑った

(あわくえがくつきへのとうひこう)

淡く描く 月への逃避行

(すれちがわないように)

すれ違わないように

(ゆれるゆれるきもち)

揺れる揺れる 気持ち

(おいてけぼりいやよ？)

置いてけぼり 嫌よ？

(いつでもいっしょ)

いつでも一緒

(だいたいあなたとただゆめをみて)

大体あなたと(ただ夢を見て)

(おなじけしきをみれたらのぞいて)

同じ景色を見れたら(覗いて)

(ほんとうのきもちつたえる？)

本当の気持ち伝える？

(とおまわりばかりだね)

遠回りばかりだね

(あなたとずっとほんとうはいたいの)

「あなたと(ずっと)本当はいたいの」

(いえないほんね)

(言えない本音)

(いえずちゅうをまうふわりちゅうをまう)

言えず 宙を舞う(ふわり　宙を舞う)

(きゅうじつゆうぐれけーきにむちゅうで)

休日 夕暮れ ケーキに夢中で

(まよいこんだ１６じ３１ぷん)

迷い込んだ 16時31分

(からかいからかう)

揶揄い 揶揄う

(あなたとのじかんは)

あなたとの時間は

(まぼろしかとふとこわくなった)

幻かと ふと怖くなった

(もうにどとあえない？)

もう二度と会えない？

(すいへいせんさいぜんせんこえて)

水平線　最前線　超えて

(うちゅうにいくそうよ)

宇宙に行く そうよ

(やくそくしたのねぇ、そう)

約束したの ねぇ、そう

(だって)

だって

(なきたいときにはつらいときでも)

泣きたい時には(辛い時でも)

(あなたといたいだけなのいつでも)

あなたといたいだけなの(いつでも)

(おなじかずだけこどう)

同じ数だけ鼓動

(でゅえっとしていたいわ)

デュエットしていたいわ

(あなたとずっと)

あなたと(ずっと)

(いきたあかしだってよびかけたこえ)

生きた証だって(呼びかけた声)

(いつかきえていくすらもきえていく)

いつか消えていく(すらも消えていく)

(つきはそこにあるけれど)

月はそこにあるけれど

(きょうも？あしたも？)

今日も？ 明日も？

(ふろうふしのくすりとかつきのこうどなぶんめいだって)

(不老不死の薬とか 月の 高度な文明だって)

(きえるしんじたくないさき)

消える 信じたくない未来

(どんなどんなあすもあすも)

どんな どんな 明日も 明日も

(こえてこえてわたしあなた)

超えて 超えて わたし あなた

(きょうかいせんつきぬけいくんだ)

境界線 突き抜け いくんだ

(わたしはただただそばにいて)

私はただ (ただ そばにいて)

(あなたといたいだけなのそうだわ)

あなたといたいだけなの(そうだわ)

(すいめんにうつるつきからてをつないでいけるわ)

水面に映る月から 手を繋いで行けるわ

(たとえぜったいとどかないそらも)

たとえ 絶対届かない空も

(ふたりならりんねのはてまでもね)

二人なら輪廻の果てまでもね

(かこもみらいもすべて)

過去も未来も すべて

(わらってみかたにするなみだくるしみも)

笑って味方にする(涙 苦しみも)

(ゆめのなかできっと)

夢の中で (きっと)

(たびをさせてねえほしをこえてほら)

旅をさせてねえ (星をこえて　ほら)

(ほらあなたとわたし)

ほら　あなたと (わたし)

(つむぐつづくものがたりだ)

紡ぐ (続く) 物語だ

(なゆたのうた)

那由多の唄