時間よ止まれ

(ほどうきょうのうえからのぞいたまちはあかく)

歩道橋の上から覗いた街は赤く

(じおらまのそらにひびきわたる)

ジオラマの空に響き渡る

(でんしゃのおとａｈ)

電車の音 Ah

(どこかでみたようなきしかん)

どこかで見たような既視感

(ちょくせんえがくろけっと)

直線描くロケット

(いつわりのあおとびこえ)

偽りの青飛び越え

(まよなかのたびと)

真夜中の旅と

(ふたりつむいだろまん)

二人紡いだ ロマン

(ゆうひがてらした)

夕日が照らした

(このしゅんかんじかんよとまれ)

この瞬間 時間よ止まれ

(またね。なんていらないの)

またね。なんていらないの

(きょういまだけがえいえんなんだ)

今日 現在だけが永遠なんだ

(なけちゃうくらい)

泣けちゃうくらい

(わらっちゃうくらいきみがすきで)

笑っちゃうくらい 君が好きで

(あのときもこのときもきみがすきで)

〈あの時も この時も 君が好きで〉

(ここにいるきょうはたしかで)

ここにいる今日は確かで

(おもいでたしかで)

〈思い出確かで〉

(こころつつまれてくように)

心包まれてくように

(かさなりあうかげぼうし)

重なり合う影法師

(まださがしきれてないせおりー)

まだ探しきれてないセオリー

(ほんのすこしふしぎなふぃくしょん)

ほんの少し不思議なフィクション

(もっとみつけたくて)

もっと見つけたくて

(でもあとにもどれないんだって)

でも後に戻れないんだって

(それならこのままずっと)

それならこのままずっと

(おうごんのまちで)

黄金の街で

(あまのがわに)

天の川に

(みちのめいかい)

未知の冥界

(ふたりあわせかんじた)

ふたりあわせ感じた

(きのうはもうすぎさって)

昨日はもう過ぎ去って

(ゆうひがてらした)

夕日が照らした

(せつなのきょりじかんよとまれ)

刹那の距離 時間よ止まれ

(あせることないきょうのまま)

褪せることない今日のまま

(えんどろーるにただみみをふさいだ)

エンドロールにただ耳を塞いだ

(たのしいことかなしいこときみとふたりで)

楽しいこと 悲しいこと君と二人で

(あのときもこのときもきみとふたりで)

〈あの時も この時も 君と二人で〉

(あゆんできたきょうはたしかで)

歩んできた今日は確かで

(いまはたしかで)

〈今は確かで〉

(こころあたためてくれる)

心温めてくれる

(いろあせかすんだかげぼうし)

色褪せ霞んだ影法師

(おしむようにああ)

惜しむように　嗚呼

(うごきだす)

動き出す

(とけるほど)

解けるほど

(ひがおちる)

日が落ちる

(すこしづつ)

少しづつ

(すこしづつ)

少しづつ

(みえないあすがこわくなった)

見えない明日が怖くなった

(よるがくる)

夜が来る

(ほしがふる)

星が降る

(そしてうごきだしたりありてぃ)

そして動きだした現実

(つきよがてらしたいっしゅんの)

月夜が照らした 一瞬の

(いまかがやいては)

今 輝いては

(きょういまがえいえんなら)

今日 現在が永遠なら

(つづくあしたがしょうめいするんだ)

続く明日が証明するんだ

(こぎれいなきのうもまだみぬみらいも)

小綺麗な昨日もまだ見ぬ未来も

(もうどうしようもないほどあふれていく)

〈もう どうしようもないほど溢れていく〉

(ふたりよりそい)

二人寄り添い

(ここにいるきょうはたしかで)

ここにいる今日は確かで

(おもいでたしかで)

〈思い出確かで〉

(あしたにつづいてくから)

明日に続いてくから

(さがしていくんだきみと)

探していくんだ君と

(きみと)

君と

(このひめたあいだけは)

この秘めた愛だけは

(ずっと)

ずっと

(ほどうきょうのうえからのぞいたまちをあるく)

歩道橋の上から覗いた街を歩く

(ぐんじょうのそらととなりにいるきみがわらう)

群青の空と隣にいる君が笑う