しゃぼん玉

(いつだってぶきようだったから)

いつだって 不器用だったから

(こんなにもはなれてしまってた)

こんなにも 離れてしまってた

(きみはかわってとてもかわって)

君は変わって とても変わって

(じぶんのきずをひとにつけたがる)

自分の傷を人につけたがる

(とてもよわいひとさびしいひと)

とても弱い人 さびしい人

(あのころのぼくらはくものないせかい)

あの頃の僕らは 雲のない世界

(ちじょうはいつもまるはだかのように)

地上はいつも まるはだかのように

(あるきもちすべてをつきとおすせかい)

ある気持ち全てを つきとおす世界

(だからむがむちゅうにあいをおぼえて)

だから 無我夢中に 愛を覚えて

(ぶきようにきずつけあってきえる)

不器用に傷つけあって 消える

(おもいあっておもいやりもってた)

想い合って 思いやりもってた？

(いまもういちどとおもってしまっても)

今もう一度と 思ってしまっても

(かこはかわってとてもかわって)

過去は変わって とても変わって

(きれいなおもいでさえもやしてしまい)

キレイな思い出さえ 燃やしてしまい

(とてもとてもかわいそう)

とても とても かわいそう

(あのころのぼくらはくものないせかい)

あの頃の僕らは 雲のない世界

(なんだってしんせんにとどけていたように)

なんだって 新鮮に届けていたように

(いまごろのぼくらはくもりぞらせかい)

今頃の僕らは 曇り空世界

(たいようなどみえないつたえることもない)

太陽など見えない 伝えることもない

(まもりあってふあんはいつかきえる)

守りあって 不安はいつか消える

(あのころのぼくらはくものないせかい)

あの頃の僕らは 雲のない世界

(ふたりのこころはすぐそばとかんじていた)

二人の心は すぐそばと感じていた

(あるきもちすべてをつきとおすせかい)

ある気持ち全てを つきとおす世界

(だけどつたわらずすれちがって)

だけど 伝わらず すれ違って

(ぶきようにきずつけあってきえた)

不器用に傷つけ合って 消えた