hypnosis

(ゆれうごくおもいがかぜにふかれて)

揺れ動く想いが風に吹かれて

(ぐんじょういろのゆうやみにとけ)

群青色の夕闇に溶け

(まよいをけしてくれるなら)

迷いを消してくれるなら

(すべてがおもいどおりにならぬことくらいは)

すべてが思い通りにならぬことくらいは

(しっているつもりでもすんなり)

知っているつもり　でもすんなり

(うけいれられもしないから)

受け入れられもしないから

(ふあんにおいつかれないよう)

不安に追いつかれないよう

(ねがいをいま、とおくへとおくへと)

願いを今、遠くへ遠くへと

(きょうもみはてぬゆめがぼくをまたもてあそんで)

今日も見果てぬ夢が　僕をまた弄んで

(くらいとんねるのむこうにひかりをちらつかす)

暗いトンネルの向こうに光をチラつかす

(かなうならこのままゆめのまんま)

叶うならこのまま　夢のまんま

(もうげんじつからみすてられても)

もう現実から見捨てられても

(かまわないさ)

構わないさ

(じぶんにひそんでたきょうきがくびをもたげて)

自分に潜んでた狂気が首をもたげて

(きばをむきだしとおぼえをあげる)

牙を剥き出し　遠吠えをあげる

(もうてなずけられはしないだろう)

もう手懐けられはしないだろう

(こくどうにゆみはりづき)

国道に弓張り月

(きえそうなほそくとうといきらめき)

消えそうな細く尊い煌き

(おぶらーとにくるんでなんどものみこんだくやしさが)

オブラートに包んで　何度も飲み込んだ悔しさが

(いまはぎしりをしながらぼくをつきうごかす)

今歯軋りをしながら僕を突き動かす

(あたらしいなにかにであえるかな)

新しい何かに出会えるかな

(いまおわらぬゆめのそのさきに)

今終わらぬ夢のその先に

(ぼくはてをのばす)

僕は手を伸ばす

(きょうもみはてぬゆめがぼくをまたもてあそんで)

今日も見果てぬ夢が　僕をまた弄んで

(ふかいしんかいにしずんだきぼうをちらつかす)

深い深海に沈んだ希望をチラつかす

(かなうならこのままゆめのまんま)

叶うならこのまま　夢のまんま

(もうげんじつにひきかえせなくたっていい)

もう現実に引き返せなくたっていい

(いつかあたらしいじぶんにまたであえるまで)

いつか新しい自分にまた出会えるまで

(そうさおわらぬゆめのそのさきに)

そうさ終わらぬ夢のその先に

(ぼくはてをのばす)

僕は手を伸ばす