ひまわり　【福原美穂】

(ひまわりのたねうえたときはわたしはおさなくて)

ひまわりの種　植えた時は　私は幼くて

(はしるせなかをおいかけてむちゅうでなまえをよんだ)

走る背中を　追いかけて　夢中で名前を呼んだ

(ちいさいはなびらむぎわらぼうし)

小さい花びら　むぎわら帽子

(たくさんつめてわたしにくれた)

たくさん詰めて　私にくれた

(かぜがわらったきみがわらった)

風が笑った　君が笑った

(ずっとずっときみにあいたい)

ずっと　ずっと　君に逢いたい

(だいすきなほしのかけらさがしたね)

大好きな星のかけら　探したね

(ずっとずっといとしくおもう)

ずっと　ずっと　愛しく想う

(とおくなるてをのばすはかないゆめ)

遠くなる　手を伸ばす　はかない夢

(あれからなつがなんどかきてはなはさいてかれて)

あれから夏が　何度か来て　花は咲いて枯れて

(ちいさなこいをなんどかしてなみだがたくさんでたよ)

小さな恋を　何度かして　涙がたくさん出たよ

(まつりのあとでみあげたはなび)

祭りの後で　見上げた花火

(ことしのなつもそらにさいてるよ)

今年の夏も　空に咲いてるよ

(ずっとずっときみにあいたい)

ずっと　ずっと　君に逢いたい

(なきむしなわたしのかげそのままだよ)

泣き虫な私の影　そのままだよ

(ずっとずっときみをさがしてる)

ずっと　ずっと　君を探してる

(とおくなるてをのばすはかないゆめ)

遠くなる　手を伸ばす　はかない夢

(だれかがわすれたきみのなまえもわたしはここでよびつづけてる)

誰かが忘れた　君の名前も　私はここで　呼び続けてる

(きみがいなくてもちきゅうはまわるわたしにはあるあしたがある)

君がいなくても　地球は回る　私にはある　明日がある

(ずっとずっときみにあいたい)

ずっと　ずっと　君に逢いたい

(わたしがみたひかりぜんぶみせたいな)

私が見た　光　全部　見せたいな

(きみよりおとなのわたしをわらうかな)

君より大人の　私を笑うかな

(とおくなるてをのばすはかないゆめ)

遠くなる　手を伸ばす　はかない夢

(とおくなるてをのばすはかないゆめ)

遠くなる　手を伸ばす　はかない夢