謳う丘～Harmonics EOLIA

(ここへおいで)

ここへおいで

(あなたをこうそくしここへいにしゃらいずしていれます)

貴方を拘束し　ここへイニシャライズして入れます

(すべてをぬがして)

全てを脱がして

(ひとつのせかいからあなたをきりはなします)

一つの世界から　貴方を切り離します

(わたしはあなたのすべてをうけいれるから)

私は貴方の全てを　受け入れるから

(あなたはわたしになるつばさをもって)

貴方は私になる翼をもって

(こわがらないで、そのからだをゆだねて)

怖がらないで、その体を委ねて

(あなたのふかいところにまほうをかけます)

貴方の深いところに　魔法をかけます

(うれしいうれしい)

嬉しい　嬉しい

(なみになれることはなになれること)

波になれること　花になれること

(あなたになれることせかいになれること)

貴方になれること　世界になれること

(うたはふしぎだといつもおもう)

詩は不思議だといつも思う

(うたはなによりもこころのおくそこをふるわせるものだと)

詩は何よりも　心の奥底を振るわせるものだと

(しあわせのまほうつむぐようにわたしのきんせんかきならす)

幸せの魔法紡ぐように　私の琴線かき鳴らす

(ふかいふかいこころのふちで)

深い深い　心の淵で

(あまかみをかけまう)

天上（あまかみ）を　翔舞（かけま）う

(たまささやきゆえば)

霊（たま）　囁き結えば

(かむりびふりみちて)

冠火（かむりび）　降り満ちて

(なにひとゆきおりなせ)

何人（なにひと）　幸（ゆき）織り成せ

(さみだれのあいみをただながるるこえは)

五月雨（さみだれ）の藍海（あいみ）を　唯　流るる声は

(うつろうさかなぎおぼろげなふるさとのね)

移ろう逆凪（さかな）ぎ　朧気な故郷（ふるさと）の音

(かなでなりふくがいあそらにひびきあいなせば)

奏で鳴り吹く凱亜（がいあ）　空に響き相成せば

(はばたくいのりのうたまといひて)

飛翔（はばた）く　祈りの謳　纏ひて

(あなたはうたになり、そのみにそうよくをまとう)

貴方は詩になり、その身に双翼（そうよく）をまとう

(あなたにこのうたをにゅうりょくし、だうんろーどします)

貴方にこの詩を入力し、ダウンロードします

(あなたをふりっぷふろっぷへんかんし)

貴方をフリップフロップ変換し

(せかいでただひとつのうたにしていれます)

世界で唯一つの詩にして入れます

(あるとねりこへ)

アルトネリコへ

(やすらぎのおかなみだのがらす)

安らぎの丘　涙の硝子（がらす）

(きおくのはこおもいのひ)

記憶の箱　想いの碑（ひ）

(ひとえいくえのうつろふきいと)

一重　幾重の虚ろふ生糸（きいと）

(たましいのねむすびつなぐ)

魂の根　結び繋ぐ

(たゆたうむのうみしょうれいのかざいき)

たゆたう　無の海　精霊（しょうれい）の風息（かざいき）

(とけゆふまだらにうたひのみこあれ)

溶け結ふ　真茶羅（まだら）に　謳ひの御子（みこ）あれ

(うたはふしぎだといつもおもう)

詩は不思議だといつも思う

(うたはなによりもこころのおくそこをふるわせるものだと)

詩は何よりも心の奥底を振るわせるものだと

(わたしのこころのおくをふるわせる)

私の心の奥を振るわせる

(うたはふしぎだといつもおもう)

詩は不思議だといつも思う

(うたはなによりもきおくのほうせきばこをつくるもの)

詩は何よりも　記憶の宝石箱を作るもの

(あなたのなかにあなたをうむ)

あなたの中に　貴方を生む

(くさやき、かぜやことり)

草や木、風や小鳥

(このせかいがもっている)

この世界が持っている

(このせかいのすべてがもち)

この世界の全てが持ち

(くさやき、かぜやことり)

草や木、風や小鳥

(そしてかなでるきょうつうのしらべ)

そして奏でる共通の調べ

(それこそがうた)

それこそが詩