怖い話「星が輝き月光が差し込む夜」

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投稿者投稿者宮本 五郎 電気電機伝記伝奇電器電氣電軌いいね0お気に入り登録
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タグ怖い話
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(しんや11じ50ぷんおれはこのじかんにいつもほしぞらをながめている)

深夜11時50分 俺はこの時間にいつも星空を眺めている

(とかいにすんでいるためこのじかんにもであるいているひとはいる)

都会に住んでいるため、この時間にも出歩いている人はいる

(2003ねん8がつ19にちおれはこのひもほしぞらをながめていた)

2003年8月19日 俺はこの日も星空を眺めていた

(けどそのひはちがったいつもはだれかがとおっているのにこのひはだれもいなかった)

けどその日は違った。いつもは、誰かが通っているのにこの日は誰もいなかった

(そんなひもあるだろうとおもっていたのもつかのま)

『そんな日もあるだろう』と思っていたのもつかの間

(とおくからあかいひとがたのせいぶつこちらにはしってきていた)

遠くから赤い人型の生物こちらに走ってきていた

(ものすごいはやさだった)

ものすごい速さだった

(あるていどちかづいてきてかおがみえたしゅんかんおれはせすじがこおった)

ある程度近づいてきて顔が見えた瞬間、俺は背筋が凍った

(ちまみれのおんながおれをみてはしってきていた)

血塗れの女が俺を見て走ってきていた

(おれはすぐにげんかんのかぎをしめた)

俺はすぐに玄関の鍵を閉めた。

(おれがすんでいるまんしょんは5かいだておれは3かいにすんでいる)

俺が住んでいるマンションは5階建て、俺は3階に住んでいる。

(とびらのそとからかいだんをかっかっとあがってきているおとがもれている)

扉の外から階段をカッカッと上がってきている音が漏れている。

(やつはかいだんをのぼりおわりこっちにちかづいてくるようなおとがきこえた)

奴は階段を上り終わり、こっちに近づいてくるような音が聞こえた。

(おれはかくごをきめほうちょうをてにとった)

俺は覚悟を決め、包丁を手に取った

(だがやつのあしおとはこのへやをとおりすぎむこうへむかっていった)

だが奴の足音はこの部屋を通り過ぎ向こうへ向かって行った

(あのあしおとはやつのあしおとではなかったのだ)

あの足音は奴の足音ではなかったのだ

(おれはあんどしほうちょうをゆかにおいた)

俺は安堵し包丁を床に置いた

(そういえばほんとうのやつはどこにいったんだ)

そういえば本当の奴はどこに行ったんだ

(そうかんがえていたときおそらくべらんだのまどがわれたおとがした)

そう考えていた時、恐らくベランダの窓が割れた音がした。

(ああまだおわっていなかったのか)

嗚呼…まだ…終わっていなかったのか

など

(ほしがかがやきつきひかりがさしこむよるおれはせまるおんなのかげになにもていこうできなかった)

星が輝き月光が差し込む夜、俺は迫る女の影に何も抵抗できなかった。

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