ボブディランは返さない

(たそがれいろのさめてるこうちゃ)

黄昏色の冷めてる紅茶

(だいすきなのにてもつけられない)

大好きなのに手もつけられない

(じっとみつめてあやまらないで)

じっと見つめて謝らないで

(わたしのこいがかわいそうになるだけ)

私の恋が可哀そうになるだけ

(あなたがおしえてくれた)

あなたが教えてくれた

(ぼぶでぃらんをかえさなきゃ)

ボブディランを返さなきゃ…

(おもいではいつも)

思い出はいつも

(せいりができなくて)

整理ができなくて

(あのひからなにかをかりっぱなしで)

あの日から何かを借りっぱなしで…

(まだきっとこころのそのどこかで)

まだきっと　心のそのどこかで

(いとしさがかなしみにまぎれているよ)

愛しさが悲しみに紛れているよ

(たそがれいろのかっぷのそこに)

黄昏色のカップの底に

(とけないままのこいのかくざとう)

溶けないままの恋の角砂糖

(そんなやさしくみつめられたら)

そんなやさしく見つめられたら

(あなたのことをあきらめられない)

あなたのことをあきらめられない

(けさまでなんどもきいた)

今朝まで何度も聴いた

(ぼぶでぃらんはかえさない)

ボブディランは返さない

(さよならをちゃんと)

サヨナラをちゃんと

(よういしてきたのに)

用意してきたのに

(さびしさがちらかってみつからない)

寂しさが散らかって見つからない

(ねぇもっときらいになれるくらい)

ねぇもっと嫌いになれるくらい

(きずつけるひどいこといってください)

傷つけるひどいこと言ってください

(がくせいがいのこのみせに)

学生街のこの店に

(ふたりでよくきたけれど)

二人でよく来たけれど

(いつのひにかひとりでも)

いつの日にか一人でも

(どあをあけるのでしょうか)

ドアを開けるのでしょうか

(おもいではいつも)

思い出はいつも

(せいりができなくて)

整理ができなくて

(あのひからなにかをかりっぱなしで)

あの日から何かを借りっぱなしで

(まだきっとこころのそのどこかで)

まだきっと心のそのどこかで

(いとしさがかなしみにまぎれているよ)

愛しさが悲しみに紛れているよ

(たそがれいろのさめてるこうちゃ)

黄昏色の冷めてる紅茶

(のんでしまえばらくになれるのに)

飲んでしまえば楽になれるのに…