海岸線

(きぼうなんてなくてもせかいはとりあえずうつくしい)

希望なんて無くても世界はとりあえず美しい

(ひかりはかっそうろなみのまにまに)

光は滑走路　波の間に間に

(こどうなんてわすれておれたちかわりすぎてゆくけど)

鼓動なんて忘れて俺達変わりすぎてゆくけど

(わらったそのかおはかわらないから)

笑ったその顔は変わらないから

(あきはすんだそらみあげふゆのあめぬれて)

秋は澄んだ空見上げ　冬の雨濡れて

(はるのひにてをのばしめぐりくるなつのよる)

春の陽に手をのばし巡りくる夏の夜

(かいがんせんをわたるかぜおれたちをつれてゆけ)

海岸線をわたる風　俺達を連れてゆけ

(そうぞうりょくのたねをまいてあざやかにさきほこれ)

創造力の種をまいて鮮やかに咲き誇れ

(てとらぽっとのぼっててをふるおもかげがにじんでる)

テトラポット登って手を振る面影が滲んでる

(さよならしあわせになっておくれよ)

さよなら幸せになっておくれよ

(ふわりかなしみをつつむひとひらのいのり)

ふわり悲しみを包む一片の祈り

(すこしずついっぽずつあるいてくこれからも)

少しずつ一歩ずつ歩いてく　これからも

(なみうちぎわにえがくゆめこのむねにだきしめる)

波打ち際に描く夢　この胸に抱きしめる

(こみあげてゆくこのおもいいつのひかまいあがれ)

こみあげてゆくこの想い　いつの日か舞い上がれ

(ながいさかみちのとちゅうかげろうのぼれろ)

長い坂道の途中　陽炎のボレロ

(かえれないとりたちはそらみあげなにおもう？)

帰れない鳥たちは空見上げ何想う?

(かいがんせんをわたるかぜおれたちをつれてゆけ)

海岸線をわたる風　俺達を連れてゆけ

(そうぞうりょくのたねをまいてあざやかにさきほこれ)

創造力の種をまいて鮮やかに咲き誇れ

(なみうちぎわにえがくゆめこのむねにだきしめる)

波打ち際に描く夢　この胸に抱きしめる

(こみあげてゆくこのおもいいつのひかまいあがれ)

こみあげてゆくこの想い　いつの日か舞い上がれ

(いまはなにもかもがしんじられずにゆれていても)

今は何もかもが信じられずにゆれていても

(とじたそのまぶたをかぜがそっとなでるだろう)

閉じたそのまぶたを風がそっと撫でるだろう