芥川龍之介 白②

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芥川龍之介 白②

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(「きゃあん。きゃあん。たすけてくれえ!きゃあん。きゃあん。たすけてくれえ!」)

「きゃあん。きゃあん。助けてくれえ!きゃあん。きゃあん。助けてくれえ!」

(このこえはまたしろのみみにはこういうことばにもきこえるのです。)

この声はまた白の耳にはこう云う言葉にも聞こえるのです。

(「きゃあん。きゃあん。おくびょうものになるな!きゃん。おくびょうものになるな!」)

「きゃあん。きゃあん。臆病ものになるな!きゃん。臆病ものになるな!」

(しろはあたまのひくめるがはやいか、こえのするほうへかけだしました。けれどもそこへきて)

白は頭の低めるが早いか、声のする方へ駈け出しました。けれどもそこへ来て

(みると、しろのめのまえへあらわれたのはいぬころしなどではありません。ただがっこうのかえり)

見ると、白の目の前へ現れたのは犬殺しなどではありません。ただ学校の帰り

(らしい、ようふくをきたこどもがにさんにん、くびのまわりへなわをつけたちゃいろのこいぬを)

らしい、洋服を着た子供が二三人、頚のまわりへ縄をつけた茶色の子犬を

(ひきずりながら、なにかわいわいさわいでいるのです。こいぬはいっしょうけんめいに)

引きずりながら、何かわいわい騒いでいるのです。子犬は一生懸命に

(ひきずられまいともがきもがき、「たすけてくれえ。」とくりかえしていました。)

引きずられまいともがきもがき、「助けてくれえ。」と繰り返していました。

(しかしこどもたちはそんなこえにみみをかすけしきもありません。ただわらったり、)

しかし子供たちはそんな声に耳を借すけしきもありません。ただ笑ったり、

(どなったり、あるいはまたこいぬのはらをくつでけったりするばかりです。)

怒鳴ったり、あるいはまた子犬の腹を靴で蹴ったりするばかりです。

(しろはすこしもためらわずに、こどもたちをめがけてほえかかりました。ふいを)

白は少しもためらわずに、子供たちを目がけて吠えかかりました。不意を

(うたれたこどもたちはおどろいたのおどろかないのではありません。またじっさいしろのようすは)

打たれた子供たちは驚いたの驚かないのではありません。また実際白の容子は

(ひのようにもえためのいろといい、はもののようにむきだしたきばのれつといい、)

火のように燃えた眼の色と云い、刃物のようにむき出した牙の列と云い、

(いまにもかみつくかとおもうくらい、おそろしいけんまくをみせているのです。)

今にも噛みつくかと思うくらい、恐ろしいけんまくを見せているのです。

(こどもたちはしほうへにげちりました。なかにはあまりろうばいしたはずみに、みちばたの)

子供たちは四方へ逃げ散りました。中には余り狼狽したはずみに、路ばたの

(かだんへとびこんだのもあります。しろはにさんけんおいかけたのち、くるりとこいぬを)

花壇へ飛びこんだのもあります。白は二三間追いかけた後、くるりと子犬を

(ふりかえると、しかるようにこうこえをかけました。「さあ、おれといっしょにこい。)

振り返ると、叱るようにこう声をかけました。「さあ、おれと一しょに来い。

(おまえのうちまでおくってやるから。」しろはもときたきぎのあいだへ、まっしぐらに)

お前の家まで送ってやるから。」白は元来た木々の間へ、まっしぐらに

(またかけこみました。ちゃいろのこいぬもうれしそうに、べんちをくぐり、ばらを)

また駈けこみました。茶色の子犬も嬉しそうに、ベンチをくぐり、薔薇を

(けちらし、しろにまけまいとはしってきます。まだくびにぶらさがった、ながい)

蹴散らし、白に負けまいと走って来ます。まだ頸にぶら下がった、長い

など

(なわをひきずりながら。)

縄をひきずりながら。

(にさんじかんたったのち、しろはまずしいかふぇのまえにちゃいろのこいぬとたたずんでいました。)

二三時間たった後、白は貧しいカフェの前に茶色の子犬と佇んでいました。

(ひるもうすぐらいかふぇのなかにはもうあかあかとでんとうがともり、おとのかすれた)

昼も薄暗いカフェの中にはもう赤あかと電燈がともり、音のかすれた

(ちくおんきはなにわぶしかなにかやっているようです。こいぬはとくいそうにおをふりながら、)

蓄音機は浪花節か何かやっているようです。子犬は得意そうに尾を振りながら、

(こうしろへはなしかけました。「ぼくはここにすんでいるのです。このたいしょうけんという)

こう白へ話しかけました。「僕はここに住んでいるのです。この大正軒と云う

(かふぇのなかに。ーーおじさんはどこにすんでいるのです?」)

カフェの中に。ーーおじさんはどこに住んでいるのです?」

(「おじさんかい?ーーおじさんはずっととおいまちにいる。」しろはさびしそうに)

「おじさんかい?ーーおじさんはずっと遠い町にいる。」白は寂しそうに

(ためいきをしました。「じゃもうおじさんはうちへかえろう。」)

ため息をしました。「じゃもうおじさんは家へ帰ろう。」

(「まあおまちなさい。おじさんのごしゅじんはやかましいのですか?」)

「まあお待ちなさい。おじさんの御主人はやかましいのですか?」

(「ごしゅじん?なぜまたそんなことをたずねるのだい?」)

「御主人?なぜまたそんなことを尋ねるのだい?」

(「もしごしゅじんがやかましくなければ、こんやはここにとまっていってください。)

「もし御主人がやかましくなければ、今夜はここに泊って行って下さい。

(それからぼくのおかあさんにもいのちびろいのおれいをいわせてください。ぼくのうちにはぎゅうにゅうだの)

それから僕のお母さんにも命拾いの御礼を云わせて下さい。僕の家には牛乳だの

(かれえ・らいすだの、びふてきだの、いろいろなごちそうがあるのです。」)

カレエ・ライスだの、ビフテキだの、いろいろな御馳走があるのです。」

(「ありがとう。ありがとう。だがおじさんはようがあるから、ごちそうになるのは)

「ありがとう。ありがとう。だがおじさんは用があるから、御馳走になるのは

(このつぎにしよう。ーーじゃおまえのおかあさんによろしく。」しろはちょいとそらを)

この次にしよう。ーーじゃお前のお母さんによろしく。」白はちょいと空を

(みてから、しずかにしきいしのうえをあるきだしました。そらにはかふぇのやねのはずれに、)

見てから、静かに敷石の上を歩き出しました。空にはカフェの屋根のはずれに、

(みかづきもそろそろひかりだしています。「おじさん。おじさん。)

三日月もそろそろ光り出しています。「おじさん。おじさん。

(おじさんといえば!」こいぬはかなしそうにはなをならしました。)

おじさんと云えば!」子犬は悲しそうに鼻を鳴らしました。

(「じゃなまえだけきかしてください。ぼくのなまえはなぽれおんというのです。)

「じゃ名前だけ聞かして下さい。僕の名前はナポレオンと云うのです。

(なぽちゃんだのなぽこうだのともいわれますけれども。ーーおじさんのなまえは)

ナポちゃんだのナポ公だのとも云われますけれども。ーーおじさんの名前は

(なんというのです?」「おじさんのなまえはしろというのだよ。」)

何と云うのです?」「おじさんの名前は白と云うのだよ。」

(「しろーーですか?しろというのはふしぎですね。おじさんはどこもくろいじゃ)

「白ーーですか?白と云うのは不思議ですね。おじさんはどこも黒いじゃ

(ありませんか?」しろはむねがいっぱいになりました。「それでもしろというのだよ。」)

ありませんか?」白は胸が一ぱいになりました。「それでも白と云うのだよ。」

(「じゃしろのおじさんといいましょう。しろのおじさん。ぜひまたちかいうちにいちど)

「じゃ白のおじさんと云いましょう。白のおじさん。ぜひまた近い内に一度

(きてください。」「じゃなぽこう、さよなら!」「ごきげんよう、しろのおじさん!)

来て下さい。」「じゃナポ公、さよなら!」「御機嫌好う、白のおじさん!

(さようなら、さようなら!」)

さようなら、さようなら!」

(そのごのしろはどうなったか?ーーそれはいちいちはなさずとも、いろいろのしんぶんに)

その後の白はどうなったか?ーーそれは一々話さずとも、いろいろの新聞に

(つたえられています。おおかたどなたもごぞんじでしょう。たびたびあやういじんめいをすくった、)

伝えられています。大かたどなたも御存じでしょう。度々危い人命を救った、

(いさましいいっぴきのくろいぬのあるのを。またいっとき「ぎけん」というかつどうしゃしんの)

勇ましい一匹の黒犬のあるのを。また一時『義犬』と云う活動写真の

(りゅうこうしたことを。あのくろいぬこそしろだったのです。しかしまだふこうにもごぞんじの)

流行したことを。あの黒犬こそ白だったのです。しかしまだ不幸にも御存じの

(ないかたがあれば、どうかしもにいんようしたしんぶんのきじをよんでください。)

ない方があれば、どうか下に引用した新聞の記事を読んで下さい。

(とうきょうにちにちしんぶん。さくじゅうはちにち(さつき)ごぜんはちじしじっぷん、)

東京日日新聞。昨十八日(五月)午前八時四十分、

(おううせんのぼりきゅうこうれっしゃがたばたえきふきんのふみきりをつうかするさい、ふみきりばんにんのかしつに)

奥羽線上り急行列車が田端駅附近の踏切を通過する際、踏切番人の過失に

(より、たばたひふみかいしゃいんしばやまてつたろうのちょうなんさねひこ(しさい)がれっしゃのとおる)

依り、田端一二三会社員柴山鉄太郎の長男実彦(四歳)が列車の通る

(せんろないにたちいり、あやうくれきしをとげようとした。そのときたくましいくろいぬがいっぴき、)

線路内に立ち入り、危く轢死を遂げようとした。その時逞しい黒犬が一匹、

(いなずまのようにふみきりへとびこみ、もくぜんにせまったれっしゃのしゃりんから、みごとにさねひこを)

稲妻のように踏切へ飛びこみ、目前に迫った列車の車輪から、見事に実彦を

(すくいだした。このゆうかんなるくろいぬはひとびとのたちさわいでいるあいだにどこかへすがたを)

救い出した。この勇敢なる黒犬は人々の立騒いでいる間にどこかへ姿を

(かくしたため、ひょうしょうしたいにもすることができず、とうきょくはおおいにこまっている。)

隠したため、表彰したいにもすることが出来ず、当局は大いに困っている。

(とうきょうあさひしんぶん。かるいざわにひしょちゅうのあめりかふごうえどわあど・ぱあくれえしの)

東京朝日新聞。軽井沢に避暑中のアメリカ富豪エドワアド・パアクレエ氏の

(ふじんはぺるしあさんのねこをちょうあいしている。するとさいきんどうしのべっそうへななしゃくあまりの)

夫人はペルシア産の猫を寵愛している。すると最近同氏の別荘へ七尺余りの

(だいじゃがあらわれ、ヴぇらんだにいるねこをのもうとした。そこへみなれぬくろいぬがいっぴき、)

大蛇が現れ、ヴェランダにいる猫を呑もうとした。そこへ見慣れぬ黒犬が一匹、

(とつぜんねこをすくいにかけつけ、にじゅっぷんにわたるふんとうののち、とうとうそのだいじゃをかみ)

突然猫を救いに駈けつけ、二十分に亘る奮闘の後、とうとうその大蛇を噛み

(ころした。しかしこのけなげないぬはどこかへすがたをかくしたため、ふじんはごせんどるの)

殺した。しかしこのけなげな犬はどこかへ姿を隠したため、夫人は五千弗の

(しょうきんをかけ、いぬのゆくえをもとめている。)

賞金を懸け、犬の行方を求めている。

(こくみんしんぶん。にっぽんあるぷすおうだんちゅう、いちじゆくえふめいになっただいいちこうとうがっこうのせいと)

国民新聞。日本アルプス横断中、一時行方不明になった第一高等学校の生徒

(さんめいはなのか(ようか)かみこうちのおんせんへちゃくした。いっこうはほたかやまとやりがたけとのあいだに)

三名は七日(八日)上高地の温泉へ着した。一行は穂高山と槍ヶ岳との間に

(みちをうしない、かつかじつのぼうふううにてんとりょうしょくなどをうばわれたため、ほとんどしをかくご)

途を失い、かつ過日の暴風雨に天幕糧食等を奪われたため、ほとんど死を覚悟

(していた。しかるにどこからかくろいぬがいっぴき、いっこうのさまよっていたけいこくにあらわれ、)

していた。然るにどこからか黒犬が一匹、一行のさまよっていた渓谷に現れ、

(あたかもあんないをするように、さきへたってあるきだした。いっこうはこのいぬのあとにしたがい、)

あたかも案内をするように、先へ立って歩き出した。一行はこの犬の後に従い、

(いちにちあまりあるいたのち、やっとかみこうちへちゃくすることができた。しかしいぬはめのしたに)

一日余り歩いた後、やっと上高地へ着することが出来た。しかし犬は目の下に

(おんせんやどのやねがみえますと、ひとこえうれしそうにほえたきり、もういちどもときた)

温泉宿の屋根が見えますと、一声嬉しそうに吠えたきり、もう一度もと来た

(くまざさのなかへすがたをかくしてしまったという。いっこうはみんなこのいぬがきたのはしんめいの)

熊笹の中へ姿を隠してしまったと云う。一行は皆この犬が来たのは神明の

(かごだとしんじている。)

加護だと信じている。

(じじしんぽう。じゅうさんにち(くがつ)なごやしのたいかはしょうししゃじゅうよめいにおよんだが、)

時事新報。十三日(九月)名古屋市の大火は焼死者十余名に及んだが、

(よこぜきなごやしちょうなどもあいじをうしなおうとしたひとりである。れいそくたけのり(さんさい)は)

横関名古屋市長なども愛児を失おうとした一人である。令息武矩(三歳)は

(いかなるかぞくのておちからか、もうかのなかのにかいにのこされ、すでにかいじんとなろうと)

いかなる家族の手落からか、猛火の中の二階に残され、すでに灰燼となろうと

(したところを、いっぴきのくろいぬのためにくわえだされた。しちょうはこんごなごやしにかぎり、)

したところを、一匹の黒犬のために啣え出された。市長は今後名古屋市に限り、

(やけんぼくさつをきんずるといっている。)

野犬撲殺を禁ずると云っている。

(よみうりしんぶん。おだわらちょうじょうないこうえんにれんじつのにんきをあつめていたみやぎじゅんかい)

読売新聞。小田原町城内公園に連日の人気を集めていた宮城巡回

(どうぶつえんのしべりやさんおおおおかみは25にち(10がつ)ごごにじごろ、とつぜんげんよつのやなおりをやぶり)

動物園のシベリヤ産大狼は25日(10月)午後二時ごろ、突然巖乗な檻を破り

(きどばんにめいをふしょうさせたのち、はこねほうめんへいっそうした。おだわらしょはそのために)

木戸番二名を負傷させた後、箱根方面へ逸走した。小田原署はそのために

(ひじょうどういんをおこない、ぜんちょうにわたるけいびせんをしいた。するとごごよじはんごろみぎの)

非常動員を行い、全町に亘る警備線を布いた。すると午後四時半ごろ右の

(おおかみはじゅうじまちにあらわれ、いっぴきのくろいぬとかみあいをはじめた。くろいぬはあくせんすこぶるつとめ、)

狼は十字町に現れ、一匹の黒犬と噛み合いを初めた。黒犬は悪戦頗る努め、

(ついにてきをかみふせるにいたった。そこへけいかいちゅうのじゅんさもかけつけ、ただちにおおかみを)

ついに敵を噛み伏せるに至った。そこへ警戒中の巡査も駈けつけ、直ちに狼を

(じゅうさつした。このおおかみはるぷす・じがんてぃくすとしょうし、もっともきょうもうなしゅぞくであると)

銃殺した。この狼はルプス・ジガンティクスと称し、最も兇猛な種属であると

(いう。なおみやぎどうぶつえんぬしはおおかみのじゅうさつをふとうとし、おだわらしょちょうをあいてどった)

云う。なお宮城動物園主は狼の銃殺を不当とし、小田原署長を相手どった

(こくそをおこすといきまいている。とう、とう、とう。)

告訴を起すといきまいている。等、等、等。

(あるあきのまよなかです。からだもこころもつかれきったしろはしゅじんのいえへかえってきました。)

ある秋の真夜中です。体も心も疲れ切った白は主人の家へ帰って来ました。

(もちろんおじょうさんやぼっちゃんはとうにとこへはいっています。いや、いまはだれひとり)

勿論お嬢さんや坊ちゃんはとうに床へはいっています。いや、今は誰一人

(おきているものもありますまい。ひっそりしたうらにわのしばふのうえにも、ただたかい)

起きているものもありますまい。ひっそりした裏庭の芝生の上にも、ただ高い

(しゅろのきのこずえにしろいつきがいちりんうかんでいるだけです。しろはむかしのいぬごやのまえに、)

棕櫚の木の梢に白い月が一輪浮かんでいるだけです。白は昔の犬小屋の前に、

(つゆにぬれたからだをやすめました。それからさびしいつきをあいてに、こういうひとりごとを)

露に濡れた体を休めました。それから寂しい月を相手に、こういう独語を

(はじめました。「おつきさま!おつきさま!わたしはくろくんをみごろしにしました。)

始めました。「お月様!お月様!わたしは黒君を見殺しにしました。

(わたしのからだのまっくろになったのも、おおかたそのせいかとおもっています。)

わたしの体のまっ黒になったのも、大かたそのせいかと思っています。

(しかしわたしはおじょうさんやぼっちゃんにおわかれもうしてから、あらゆるきけんと)

しかしわたしはお嬢さんや坊ちゃんにお別れ申してから、あらゆる危険と

(たたかってきました。それはひとつにはなにかのひょうしにすすよりもくろいからだをみると、おくびょうを)

戦って来ました。それは一つには何かの拍子に煤よりも黒い体を見ると、臆病を

(はじるきがおこったからです。けれどもしまいにはくろいのがいやさに、ーー)

恥じる気が起ったからです。けれどもしまいには黒いのがいやさに、ーー

(このくろいわたしをころしたさに、あるいはひのなかへとびこんだり、あるいはまた)

この黒いわたしを殺したさに、あるいは火の中へ飛びこんだり、あるいはまた

(おおかみとたたかったりしました。が、ふしぎにもわたしのいのちはどんなきょうてきにも)

狼と戦ったりしました。が、不思議にもわたしの命はどんな強敵にも

(うばわれません。しもわたしのかおをみると、どこかへにげさってしまうのです。)

奪われません。死もわたしの顔を見ると、どこかへ逃げ去ってしまうのです。

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