もののけ姫 ①アシタカ西へ旅立つまで
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問題文
(けがらわしいにんげんどもよわがくるしみとにくしみをしるがいい)
けがらわしい人間どもよ。わが苦しみと憎しみを知るがいい…
(さてこまったことになったかのししははるかにしのとちからやってきた)
さて困ったことになった。かのシシははるか西の土地からやって来た。
(ふかでのどくにふれからだはくさりはしりくるうちにたたりがみになってしまったのだ)
深傷の毒にふれ身体はくさり走り来る内にタタリ神になってしまったのだ。
(あしたかひこやみなにみぎうでをみせなさい)
アシタカヒコやみなに右腕を見せなさい。
(あしたかひこやそなたにはじぶんのうんめいをみすえるかくごはあるか)
アシタカヒコやそなたには自分の運命を見据える覚悟はあるか。
(たたりがみにやをいるときこころをきめました)
タタリ神に矢を射るとき心を決めました。
(そのあざはやがてほねまでとどいてそなたをころすだろう)
そのアザはやがて骨まで届いてそなたを殺すだろう。
(なんとかなりませぬかひいさま)
なんとかなりませぬかヒイ様!!
(だれにもうんめいはかえられないがただまつかみずからおもむくかはきめられる)
誰にも運命は変えられないが、ただ待つか自ら赴くかは決められる。
(みなさいあのししのからだにくいこんでいたものだよ)
見なさい、あのシシの体に食い込んでいたものだよ。
(ほねをくだきはらわたをひきさきむごいくるしみをあたえたのだ)
骨を砕き、腹わたを引き裂きむごい苦しみを与えたのだ。
(さもなくばししがたたりがみになどなろうか)
さもなくば、シシがタタリ神になどなろうか…
(にしのだいちでなにかふきつなことがおこっているのだよ)
西の大地で何か不吉なことが起こっているのだよ。
(そのちにおもむきくもりないまなこでものごとをみさだめるなら)
その地に赴き曇りない眼で物事を見定めるなら
(あるいはそののろいをたつみちがみつかるかもしらぬ)
あるいはその呪いを断つ道が見つかるかもしらぬ
(やまととのいくさにやぶれこのちにひそんでからごひゃくゆうよねん)
大和との戦に敗れこの地に潜んでから五百有余年
(いまややまとのおうのちからはなくしょうぐんどものきばもおれたときく)
いまや大和の王の力はなく、将軍どもの牙も折れたと聞く
(だがわがいちぞくのちもまたおとろえたこのときに)
だが我が一族の血もまた衰えたこのときに
(いちぞくのおさとなるべきわかものがにしへたびだつのはさだめかもしれぬ)
一族の長となるべき若者が西へ旅立つのは定めかもしれぬ。
(おきてにしたがいみおくらぬすこやかにあれ)
掟に従い見送らぬ健やかにあれ。
(あにさま)
兄さま!!
(かやみおくりはきんじられているのに)
カヤ!!見送りは禁じられているのに。
(おしおきはうけますどうかこれをわたしのかわりにおともにさせてください)
お仕置きは受けます。どうかこれを、私の代わりにお伴にさせてください。
(これはたいせつなぎょくのこがたなではないか)
これは?大切な玉の小刀ではないか。
(おまもりするよういきをふきこめました)
お守りするよう息を吹きこめました。
(いつもいつもかやはあにさまをおもっています)
いつもいつもカヤは兄さまを思っています。
(わたしもだいつもかやをおもおう)
私もだ。いつもカヤを思おう。