3年A組
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問題文
(そつぎょうまでのこりとおか)
卒業まで残り10日
(せいとたちのこうこうせいかつはへいおんにまくをとじる////はずだった)
生徒たちの高校生活は平穏に幕を閉じる・・・・はずだった
(だが、きょうしはそのひ、たんにんせいと29にんをあつめて、とつぜんこうつげた)
だが、教師はその日、担任生徒29人を集めて、突然こう告げた
(「いまからみなさんは////ぼくのひとじちです」)
「今から皆さんは・・・・僕の人質です」
(なりひびくばくはつおん。そうおんとするせいとたち)
鳴り響く爆発音。騒音とする生徒たち
(「きょうし=せいと」のかんけいはひとことで「はんにん=ひとじち」へへんぼうをとげる)
「教師=生徒」の関係は一言で「犯人=人質」へ変貌を遂げる
(このしゅんかんからきょうしと29にんのひとじちせいとによる)
この瞬間から教師と29人の人質生徒による
(「さいごのじゅぎょう」がはじまった)
「最後の授業」が始まった
(さいごのじゅぎょう)
最後の授業
(それはすうかげつまえにみずからいのちをおとした「あるひとりのせいとのしのしんそう」について)
それは数か月前に自ら命を落とした「ある一人の生徒の死の真相」について
(いしょもなく、なにかをつげることもなく、)
遺書もなく、何かを告げることもなく、
(とつぜんこのよをさったかつてのがくえんのすたーせいと)
突然この世を去ったかつての学園のスター生徒
(29にんのせいとはひとりのきょうしにひとじちにとられ)
29人の生徒は一人の教師に人質に取られ
(みずからふたをし、めをそむけていたその「しんじつ」とむきあうことに)
自ら蓋をし、目を背けていたその「真実」と向き合うことに
(なぜ、せいとはとつぜんいのちをおとしてしまったのか)
なぜ、生徒は突然命を落としてしまったのか
(なぜ、きょうしは「ひとじち」というせんせーしょなるなほうほうをとって)
なぜ、教師は「人質」というセンセーショナルな方法を取って
(さいごのじゅぎょうをおこなうのか)
最後の授業を行うのか
(なぞとじけんがれんさてきにからみあう、ひとりのきょうしの「さいごのじゅぎょう」!)
謎と事件が連鎖的に絡み合う、一人の教師の「最後の授業」!
(たったとおかかんというひびをえがき、しぬきでいきるひとびとをつむぐ)
たった10日間という日々を描き、死ぬ気で生きる人々を紡ぐ
(ちょうげんていてきれんぞくどらま!)
超限定的連続ドラマ!
(このしんそうをしるまで、だれもそつぎょうなんかできない)
この真相を知るまで、誰も卒業なんかできない