最有効使用の原則

(ふどうさんのかかくは、)

不動産の価格は、

(そのこうようがさいこうどに)

その効用が最高度に

(はっきされるかのうせいに)

発揮される可能性に

(もっともとむしよう（さいゆうこうしよう）を)

最も富む使用（最有効使用）を

(ぜんていとしてはあくされるかかくを)

前提として把握される価格を

(ひょうじゅんとしてけいせいされる。)

標準として形成される。

(このばあいのさいゆうこうしようは、)

この場合の最有効使用は、

(げんじつのしゃかいけいざいじょうせいのもとで)

現実の社会経済情勢の下で

(きゃっかんてきにみて、)

客観的にみて、

(りょうしきとつうじょうのしようのうりょくをもつひとによる)

良識と通常の使用能力を持つ人による

(ごうりてきかつごうほうてきな)

合理的かつ合法的な

(さいこうさいぜんのしようほうほうにもとづくものである。)

最高最善の使用方法に基づくものである。

(なお、あるふどうさんについての)

なお、ある不動産についての

(げんじつのしようほうほうは、)

現実の使用方法は、

(かならずしもさいゆうこうしようにもとづいているものではなく、)

必ずしも最有効使用に基づいているものではなく、

(ふごうりなまたはこじんてきじじょうによる)

不合理な又は個人的事情による

(しようほうほうのために、)

使用方法のために、

(とうがいふどうさんがじゅうぶんなこうようを)

当該不動産が十分な効用を

(はっきしていないばあいがあることに)

発揮していない場合があることに

(りゅういすべきである。)

留意すべきである。