Ivory

(こどものころみたえいこうのゆめみらいのひかりのねつでとけてった)

子供の頃見た栄光の夢　未来の光の熱で溶けてった

(ごちょうめはちばんちよくかよったえいがかんはこうそうびるになりかわってた)

五丁目八番地よく通った映画館は高層ビルに成り代わってた

(このまちでおりてきみのにおいをさがしまわるようにあるいてたのさ)

この街で降りて君の匂いを探し回るように歩いてたのさ

(くれるまちなみあなたからいまのぼくはどんなふうにみえてますか？)

暮れる街並みあなたから今の僕はどんな風に見えてますか？

(さよならをしようきょうはねむってしまおう)

さよならをしよう今日は眠ってしまおう

(りそうとはぐれたせかいをあいせなくても)

理想と逸れた世界を愛せなくても

(かなしいうそでもよごれたこころでもしんじたいよ)

悲しい嘘でも汚れた心でも信じたいよ

(ああこぼれおちたものをひろうたびじがはじまる)

ああ零れ落ちたものを拾う旅路が始まる

(たにんをきずつけてきずつけられてそんないきかたがいやになりそうで)

他人を傷つけて傷つけられてそんな生き方が嫌になりそうで

(「かんがえすぎ。」ってきっときみにいわれるかな)

「考えすぎ。」ってきっと君に言われるかな

(そんなひとはもういないんだけど)

そんな人はもういないんだけど

(かめんみたいなひょうじょうしぐさうそをつきつづけただいしょうのいみをしったよ)

仮面みたいな表情　仕草　嘘をつき続けた代償の意味を知ったよ

(さよならをしようきのうのぼくたちに)

さよならをしよう　昨日の僕達に

(てをつないでまちにおちるゆうひをみよう)

手を繋いで街に落ちる夕日を見よう

(やさしいこえならはだかのこころならつたえられた？)

優しい声なら裸の心なら伝えられた？

(ああいまとなってはもうときのらんきりゅうのなかさ)

ああ今となってはもう時の乱気流の中さ

(だれでもれんさするいきものだよろこびかなしみもまきこんで)

誰でも連鎖する生き物だ歓び悲しみも巻き込んで

(しろいままじゃきっといられないでもきみといきつづけたいんだ)

白いままじゃきっといられないでも君と生き続けたいんだ

(もういちどてをのばしたいいつかぼくをふりかえったとき)

もう一度手を伸ばしたい　いつか僕を振り返ったとき

(ぼくをあいせるように)

僕を愛せるように

(ほらてをふろう)

ほら手を振ろう

(さよならをしようきょうはねむってしまおう)

さよならをしよう　今日は眠ってしまおう

(りそうとはぐれたせかいもあいせるように)

理想と逸れた世界も愛せるように

(またきみとあおうそうさまたゆめをみよう)

また君と会おう　そうさ　また夢を見よう

(さめることのないにじのようなゆめをあわくおさないままで)

醒めることのない虹のような夢を淡く幼いままで

(このこえでとどけるよ)

この声で届けるよ