佐賀事変

(ちきらんちきらんちきらんちきらん)

ちきらんちきらんちきらんちきらん

(ひとりしんくのくちびるおう)

独り　深紅の唇（応）

(ぬりなおしたまよなかおう)

塗り直した真夜中（応）

(こんやはくる？こない？・・・かわいてく)

今夜は　来る？　来ない？　…乾いてく

(なんまいはなびらちぎってりんどうりんどう)

何枚花びらちぎって竜胆　竜胆

(しんぼうばらばらになりそう)

辛抱バラバラになりそう

(とらわれのどうけ)

囚われの道化

(ちきらんちきらんちきらんちきらん)

ちきらんちきらんちきらんちきらん

(すこしはっぽうびじんぶるおう)

少し八方美人ぶる（応）

(すぐにたってるうわさおう)

すぐに立ってる噂（応）

(あわれだらくするならそのてでうばって)

憐れ堕落するなら　その手で奪って

(ほんもうほんもう)

本望（本望）

(もうあいぞうぐるぐるこたえようない)

もう愛憎ぐるぐる堪えようない

(うれいでうれいで)

憂いで（憂いで）

(きなんし)

きなんし

(あつくちょうちょらんぶのじれったいじゅばくじゅばくじゅばくじゅばく)

熱く　蝶々乱舞の　焦れったい（呪縛　呪縛　呪縛　呪縛）

(あかいせんけつでむすばれたいばらいばらいばらいばら)

赤い　鮮血で結ばれたい（薔薇　荊　荊　荊）

(みつせとうげたわらざかこえて)

三瀬峠　俵坂（越えて）

(じごくだってあいにきて)

地獄だって会いに来て

(かぜふかれあられのがれ)

風　吹かれ　霰　逃れ

(きなさい)

来なさい

(ちきらんちきらんちきらんちきらん)

ちきらんちきらんちきらんちきらん

(ぼんぶかっぽのまちじゅうおう)

凡夫闊歩の街中（応）

(くどきもんくもとびかいおう)

口説き文句も飛び交い（応）

(わたしだけはがらんどうすぐにきてふさいで)

私だけは伽藍堂　すぐに来て　塞いで

(つらいのつらいの)

辛いの（辛いの）

(そうげんかいはるばるのりこえる)

そう限界はるばる乗り越える

(とらいをとらいを)

渡来を（渡来を）

(おこしやす)

お越しやす

(なみだりょうらんひゃっかのむげんだいじゅばくじゅばくじゅばくじゅばく)

涙　繚乱百花の無限大（呪縛　呪縛　呪縛　呪縛）

(ほてりえいきゅうほうむりされないばらいばらいばらいばら)

火照り　永久　葬り去れない（薔薇　荊　荊　荊）

(ごぞうろっぷからからにひでり)

五臓六腑カラカラに（日照り）

(かれるまえにうるおして)

枯れる前に潤して

(くるこないくるこいしぐれ)

来る　来ない　来る　恋　時雨

(ちきらんちきらんちきらんちきらん)

ちきらんちきらんちきらんちきらん

(とめてしんじゅうがんぼうあらいたい)

止めて　心中願望　洗いたい

(じゅばくじゅばくじゅばくじゅばく)

呪縛　呪縛　呪縛　呪縛

(こどくれんじゃくもうむくわれたい)

孤独　連雀　もう報われたい

(あいにいけぬさだめなら)

会いに行けぬ運命（さだめ）なら

(ときをこえてまちわびる)

時を超えて待ち侘びる

(あつくちょうちょらんぶのじれったいじゅばくじゅばくじゅばくじゅばく)

熱く　蝶々乱舞の　焦れったい（呪縛　呪縛　呪縛　呪縛）

(あかいせんけつでむすばれたいばらいばらいばらいばら)

赤い　鮮血で結ばれたい（薔薇　荊　荊　荊）

(みつせとうげたわらざかこえて)

三瀬峠　俵坂（越えて）

(かぜふかれあられのがれきなさい)

風　吹かれ　霰　逃れ　来なさい

(くるこないこいきたれ)

来る　来ない　来い　来たれ

(あまいみらいとわに)

甘い　未来　永遠に

(いだかれいだいておぼれたい)

抱かれ抱いて溺れたい