枕草子6月19日
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問題文
(はるはあけぼの。)
春はあけぼの。
(やうやうしろくなりゆくやまぎは、)
やうやう白くなりゆく山ぎは、
(すこしあかりて、)
すこしあかりて、
(むらさきだちたるくものほそくなびたる。)
紫だちたる雲のほそくなびたる。
(なつはよる。)
夏は夜。
(つきのころはさらなり、)
つきのころはさらなり、
(やみもなほ、)
闇もなほ、
(ほたるのおおくとびちがひたる。)
蛍の多く飛びちがひたる。
(また、)
また、
(ただひとつふたつなど、)
ただ一つ二つなど、
(ほのかにうちびかりていくもをかし。)
ほのかにうち光りて行くもをかし。
(あめなどふるもをかし。)
雨など降るもをかし。
(あきはゆうぐれ。)
秋は夕暮れ。
(ゆうひのさしてやまのはいちこうなりたるに、)
夕日のさして山の端い近うなりたるに、
(からすのねどころへいくとて、)
烏のねどころへ行くとて、
(みっつよっつ、)
三つ四つ、
(ふたつみっつなど、)
二つ三つなど、
(とびいそぐさえあわれなり。)
飛びいそぐさえあわれなり。
(まいてかりなどのつらねたろが、)
まいて雁などのつらねたろが、
(いとちいさくみゆるはいとをかし。)
いと小さく見ゆるはいとをかし。
(ひはいりはてて、)
日入り果てて、
(かぜのおと、)
風の音、
(むしのねなど、)
虫の音など、
(はたいふばきにあらず。)
はた言ふばきにあらず。
(ふゆはつとめて。)
冬はつとめて。
(ゆきのおりたるはいふべきにもあらず、)
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、
(しものいとしろきも、)
霜のいと白きも、
(またさらにでもいとさむきに、)
またさらにでもいと寒きに、
(ひなどいそぎおこして、)
火などいそぎおこして、
(すみもてわたるもいとつきずきし。)
炭もてわたるもいとつきずきし。
(ひるになりて、)
昼になりて、
(ぬるくゆるびもていけば、)
ぬるくゆるびもていけば、
(ひおけのひもしろきはいがちになりてわろし。)
火桶の火も白き灰がちになりてわろし。