面白い話 ~20年後の彼ら~ 第11話-3

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ジャイアン絶体絶命!!
第12話-1:https://typing.twi1.me/game/122834です
長編第27弾です!
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問題文

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(くろふく2「しかし、このごりら・・・・・・ごうだたけしだっけ?とんでもねぇやつだな。)

黒服2「しかし、このゴリラ……剛田武だっけ? とんでもねぇ奴だな。

(こぴーろぼっとをすででこわしちまいやがった」)

コピーロボットを素手で壊しちまいやがった」

(くろふく1「まるでにんげんきょうきだな。さっさところしとけ」)

黒服1「まるで人間凶器だな。さっさと殺しとけ」

(すねお(にんげんきょうき?・・・・・・そうだ!!))

スネ夫(人間凶器?……そうだ!!)

(すねお「じゃいあん!うたうんだ!!おおごえでうたうんだ!!」)

スネ夫「ジャイアン!歌うんだ!!大声で歌うんだ!!」

(じゃいあん「な・・・・・・!?」)

ジャイアン「な……!?」

(すねお「はやく!!!!」)

スネ夫「早く!!!!」

(くろふく2「ごちゃごちゃうるせぇ!ば・・・・・・」)

黒服2「ごちゃごちゃうるせぇ!バ……」

(そのしゅんかん、じゃいあんはほうこうした。)

その瞬間、ジャイアンは咆哮した。

(むかしくちずさんだあのがきだいしょうのうたを、ぜんりょくでうたった。)

昔口ずさんだあのガキ大将の歌を、全力で歌った。

(くろふく1「ぐあああああ!なんだ、このかいおんぱは!!」)

黒服1「ぐあああああ!なんだ、この怪音波は!!」

(くろふく2「ばん!ばん!・・・・・・だめだ!)

黒服2「バン!バン!……駄目だ!

(うるさすぎてくうきぴすとるのおんせいにんしきができない!」)

うるさすぎて空気ピストルの音声認識が出来ない!」

(じゃいあん「おぉぉぉおぉれぇぇぇはじゃいあぁぁぁぁぁん!!」)

ジャイアン「おぉぉぉおぉれぇぇぇはジャイアァァァァァン!!」

(うたいながら、ごうけつじゃいあんがたちあがる。)

歌いながら、豪傑・ジャイアンが立ち上がる。

(かたとあしからちをしたたらせ、うたいながらくろふくにむかっていく。)

肩と脚から血を滴らせ、歌いながら黒服に向かっていく。

(じゃいあん「がぁぁぁぁぁっきだあいしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!」)

ジャイアン「がぁぁぁぁぁっきだあいしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!」

(くろふく2「うががががががががが」)

黒服2「うががががががががが」

(くろふくのくびをじゃいあんのごうわんがおもいっきりしめつける。)

黒服の首をジャイアンの豪腕が思いっきり締め付ける。

(めきめきめきめき)

――メキメキメキメキ

など

(ついにくろふくのおとこはきをうしない、じゃいあんのてからすべりおちる。)

ついに黒服の男は気を失い、ジャイアンの手から滑り落ちる。

(しかし、そのちょくごじゃいあんのうたごえがとまる。)

しかし、その直後ジャイアンの歌声が止まる。

(くろふく1「ちょうしに・・・・・・のりやがって」)

黒服1「調子に……乗りやがって」

(もうひとりのおとこのてににぎられたないふが、)

もう一人の男の手に握られたナイフが、

(じゃいあんのふくぶにつきささっていた。)

ジャイアンの腹部に突き刺さっていた。

(すねお「じゃいあん!!」)

スネ夫「ジャイアン!!」

(じゃいあん「ぐ・・・・・・おお・・・・・・すねお、にげろ!!」)

ジャイアン「ぐ……おお……スネ夫、逃げろ!!」

(すねお「!!」)

スネ夫「!!」

(じゃいあん「にげろ!このことをのびたたちに)

ジャイアン「逃げろ!このことをのび太たちに

(しらせるんだ・・・・・・はやくいけぇぇぇ!!」)

知らせるんだ……早く行けぇぇぇ!!」

(じゃいあんはちをしたたらせながらくろふくにつかみかかる。)

ジャイアンは血を滴らせながら黒服に掴み掛かる。

(くろふくのおとこはじゃいあんをひきはなそうとひっしだ。)

黒服の男はジャイアンを引き離そうと必死だ。

(じゃいあん「いけぇぇぇっ!すねお!!!」)

ジャイアン「行けぇぇぇっ!スネ夫!!!」

(すねお(ごめん、じゃいあん。ごめん!!))

スネ夫(ごめん、ジャイアン。ごめん!!)

(すねおはべっどからころげおちると、)

スネ夫はベッドから転げ落ちると、

(こぴーろぼっとのつかっていたいしころぼうしをひろい、)

コピーロボットの使っていた石ころ帽子を拾い、

(いたむきずぐちをおさえながらびょうしつからかけだしていった。)

傷む傷口を押さえながら病室から駆け出していった。

(はしりながらいんないをながめる。いしからかんじゃから、)

走りながら院内を眺める。医師から患者から、

(みなねむらされていた。ころされているものもいる。)

皆眠らされていた。殺されている者もいる。

(すねお(ぼくらのせいで・・・・・・))

スネ夫(僕らのせいで……)

(すねおはなきながらはしった。)

スネ夫は泣きながら走った。

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