チルドレン

(ぞんざいにあつかうなよ)

ぞんざいに扱うなよ

(こうみえてもせんさいなんだよ)

こう見えても繊細なんだよ

(やつあたりならよそでやってくれ)

八つ当たりなら他所でやってくれ

(いらいらならどっかにしまえ)

イライラならどっかに仕舞え

(いつもそうだろ)

何時もそうだろ

(うえからめせんでおれらをいじめるんだ)

上から目線で俺らを虐めるんだ

(したりがおでこっちみんじゃねえ)

したり顔でこっち見んじゃねえ

(がきにはわからないんだとか)

餓鬼には分からないんだとか

(きやすくいうんじゃねえ)

気安く言うんじゃねえ

(おしえないのはおまえらだろ)

教えないのはお前らだろ

(どうすればよろこぶんだろう)

どうすれば喜ぶんだろう

(なんていえばゆるしてくれるだろう)

なんて言えば許してくれるだろう

(ふもうなどりょくでこころがすりへる)

不毛な努力で心が磨り減る

(いやだなんだかんだにげばがないんだ)

嫌だ何だかんだ逃げ場が無いんだ

(おしえてくれよやさしいおとなたち)

教えてくれよ優しい大人たち

(ぼくらはみじゅくでおろかであおいかじつのようで)

僕らは未熟で愚かで青い果実の様で

(にがくてくえたもんじゃないって)

「苦くて食えたもんじゃない…」って

(つみとったのはおまえらだろ)

摘み取ったのはお前らだろ

(おとなはきたないおろかでくさりきったかじつのようで)

大人は汚い愚かで腐りきった果実の様で

(みちばたにぽいってすてられてんだ)

道端にぽいって捨てられてんだ

(うつろなめをしたむくろがさまよう)

虚ろな目をした骸が彷徨う

(わかさをかぎつきゃしっとのあらしだ)

若さを嗅ぎつきゃ嫉妬の嵐だ

(ひっしだねぶざまだね)

必死だね無様だね

(こっけいだねまじでわらえる)

滑稽だねマジで笑える

(あんなものにはなりたくないって)

あんなモノにはなりたくないって

(きづくころにはからだがくさって)

気付く頃には体が腐って

(みちばたでみうごきがとれなくて)

道端で身動きが取れなくて

(わかいやつらをてまねいてんだ)

若い奴らを手招いてんだ

(ぼくらはみじゅくでおろかであおいかじつのようで)

僕らは未熟で愚かで青い果実の様で

(にがくてくえたもんじゃないって)

「苦くて食えたもんじゃない…」って

(つみとったのはおまえらだろ)

摘み取ったのはお前らだろ

(おとなはみにくいおろかでくさりきったかじつのようで)

大人は醜い愚かで腐りきった果実の様で

(みちばたでおれらをてまねいてんだ)

道端で俺らを手招いてんだ