ミセエネン

(そう)

そう、

(あんたがおもいでのなか)

あんたが、思い出の中

(のめのたまいじくるのだ)

…の目の玉 いじくるのだ。

(いたいだろ)

痛いだろ

(なんともはやそそってくれるね)

なんともはや、唆ってくれるね

(ちょこまかと)

ちょこまかと

(たしかにかかわりあい)

確かに　関わり合い

(わきあいあいをえんじたなかだろ)

和気藹々を演じた仲だろ、

(なみだをながさずにないているよなわかっているんだ)

涙を流さずに泣いているよな、解っているんだ！

(おどるこどうはどこいった)

踊る鼓動はどこいった？

(ながいながいなかずとばず)

長い長い鳴かず飛ばず

(おそるおそるてをのばして)

恐る恐る手を伸ばして

(さぐったうらづけ)

探った裏付け

(にまいじたぬいあわせて)

二枚舌縫い合わせて、

(いたいいたいおもいばかり)

痛い痛い思いばかり

(ひっぱりだすことばのいみ)

引っ張り出す言葉の意味

(いつのまにかわすれてしまっていて)

いつの間にか　忘れてしまっていて…

(みせえねんみせえねん)

ミセエネン　ミセエネン

(みせえねん)

ミセエネン

(むていこうむてっぽう)

無抵抗、無鉄砲

(みけいけん)

未経験

(もうおわってしまうたんび)

もう終わってしまう耽美

(なものあんじ)

…な物案じ、

(つづけていたいんだ)

続けていたいんだ！

(みせえねんみせえねん)

ミセエネン、ミセエネン、

(ぼくのみせえねんよ)

ぼくの"ミセエネン"よ！

(さあ)

さあ、

(あんたのおもいでのなか)

あんたの、思い出の中

(のさばけたつくりばなし)

…のさばけた作り話、

(どうしてだいたいたしい)

どうしてだ？痛々しい、

(いたいたしいなどこまでも)

痛々しいな、どこまでも！

(いつまでいやおうない)

いつまで　否応ない

(ひかこうがいかたってすごすんだろう)

悲歌慷慨　語って過ごすんだろう。

(いくつのでたらめをくらってきたか)

幾つの　でたらめを喰らってきたか

(おもいしるんだ)

思い知るんだ…

(かわるかわるのきょうをけって)

代わる代わるの今日を蹴って

(そこうそこうのはてをみる)

遡行、遡行の果てを見る？

(おそるおそるめをひらいて)

恐る恐る目を開いて

(じかにみるこうけい)

直に視る光景

(にまいじたぬいあわせて)

二枚舌縫い合わせて、

(いたいおもいをなめまわす)

痛い思いを舐めまわす

(こころのおくさびれたいし)

心の奥、錆びれた意思

(いつのまにかこわれてしまっていて)

いつの間にか　壊れてしまっていて…

(みせえねんみせえねん)

ミセエネン　ミセエネン

(みせえねん)

ミセエネン

(いまいじょう)

今以上

(のちめいしょうみけいけん)

…の致命傷、未経験

(きみのせいそのはいらいと)

きみの　清楚のハイライト

(のおしまいは)

のおしまいは、

(みるにたえないんだ)

見るに堪えないんだ！

(みせえねんみせえねん)

ミセエネン　ミセエネン

(きみのみせえねんよ)

きみの"ミセエネン"よ！

(いのってははきだすふあんてい)

祈っては吐き出す不安定

(ちぎりあってつむがれたむかんけい)

ちぎりあって紡がれた無関係

(かちほこったえらそーなしせいへ)

勝ち誇った　えらそーな姿勢へ、

(さよなら)

「さよなら…」

(みせえねんみせえねん)

ミセエネン　ミセエネン

(みせえねん)

ミセエネン

(むていこうむてっぽう)

無抵抗、無鉄砲

(みけいけん)

未経験

(もうおわってしまうたんび)

もう終わってしまう耽美

(なものあんじ)

…な物案じ、

(つづけていたいんだ)

続けていたいんだ！

(みせえねんみせえねん)

ミセエネン　ミセエネン

(ぼくのみせえねん)

ぼくの "ミセエネン"

(みせえねんみせえねん)

ミセエネン　ミセエネン

(みせえねん)

ミセエネン

(ぶれいこうぶれいこう)

無礼講　無礼講

(みけいけん)

未経験

(ひとりぼっちのにゅうたいじょう)

ひとりぼっちの入退場

(のきみあいを)

…の気味合いを、

(きかせてほしいんだ)

聴かせて欲しいんだ！

(みせえねんみせえねん)

ミセエネン、ミセエネン、

(きみのみせえねんは)

（きみの "ミセエネン"は…？）