猿マネ椅子盗りゲーム

(あなたのねがいごといつつだけかなえてあげましょう)

「あなたの願い事5つだけ叶えてあげましょう。」

(これはどこかでひろがった)

これはどこかで広がった

(おとぎばなしのさるのて)

おとぎ話の「猿の手」

(よくがあるならかなえましょうあなたがねがうことぜんぶ)

「欲があるなら叶えましょう。あなたが願うこと全部」

(よくがないのはうそになる)

欲が無いのは嘘になる

(そういってせいこくはおちかけた)

そう言って正鵠は落ち掛けた

(おしるしていどあこがれかなえちゃおう)

おしるし程度あこがれ叶えちゃおう

(ささやいたそのときにほら)

囁いた その時にほら

(ぴえろがそっとほほえんだ)

ピエロがそっと微笑んだ

(さるまねもんきー)

猿マネモンキー

(とくいげにごたくをならべては)

得意げに御託を並べては

(かわきのぞみをうるおして)

渇き 望みを潤して

(ねがったままだとにやけた)

願ったままだとニヤけた

(あのことおなじをもとめて)

「あの子と同じ」を求めて

(さいころはころがった)

サイコロは転がった

(せなかみえたとこおどりで)

背中見えたと小躍りで

(ぜろからいちをうみだしたもの)

0から1を生み出した者

(ちゃかすいきおいのほうずで)

茶化す勢い野方図で

(あれよあれよとひとりきり)

あれよあれよと一人きり

(ふどうよろしくせいさいと)

不動ヨロシク制裁と

(みわくのひろいんすてきね)

「魅惑のヒロイン素敵ね」

(おなじふくきてさいこうちょう)

同じ服着て最高潮

(うちょうてんがーるたんじょうび)

有頂天ガール誕生日

(もっとあのこにそっくりな)

「もっとあの子にそっくりな」

(へんけんへんぼうおめいきせられても)

偏見変貌汚名着せられても

(あとすこしだけあこがれかなえちゃおう)

あと少しだけ憧れ叶えちゃおう

(うわついてしゅうたいさらし)

浮ついて 醜態晒し

(えがおかくしてゆめうつつ)

笑顔隠して夢うつつ

(さるまねもんきー)

猿マネモンキー

(とくいげにごたくをならべては)

得意げに御託を並べては

(かわきのぞみをうるおして)

渇き 望みを潤して

(げんどどがいしのものまね)

限度度外視のモノマネ

(あとすこしをもとめて)

「あと少し」を求めて

(いしころもころがった)

石ころも転がった

(せなかつかむとこおどりで)

背中掴むと小躍りで

(ぜろからいちをうみだしたもの)

0から1を生み出した者

(それはそうぞうのうち)

それは想像のウチ

(ひろがるりそうもとめ)

広がる理想求め

(げんじつちがいけがれたあのこ)

現実違い 汚れたあの子

(だれだろう)

「誰だろう？」

(ぜつぼうかんこどくにつき)

絶望感 孤独に尽き

(ばりぞうごんでごりっぷくひろいん)

罵詈雑言でご立腹ヒロイン

(これはゆめだゆめだ)

これは夢だ ユメダ

(もうああああ)

もうああああ

(さるまねもんきー)

猿マネモンキー

(とくいげにかごとをならべては)

得意げに託言を並べては

(いかりのぞみをぶちまけて)

怒り 望みをぶちまけて

(いすとりげーむのかいしだ)

椅子盗りゲームの開始だ

(さるまねからなりすまし)

猿マネから 成り済まし

(ほんとうのあのこへ)

本当のあの子へ

(ねがいいちへばけるもんきー)

願い一へ 化けるモンキー

(ねがったままだとにやけた)

願ったままだとにやけた

(ほんとうのいちをけしさるまねがいちとなり)

本当の1を消し 猿マネが1となり

(ぜろもきえたみんなきえた)

0も消えた　みんな消えた

(いすとりげーむのしょうしゃは)

椅子盗りゲームの勝者は？

(しょうしゃはだれ)

勝者は誰？