いろはに人生帳
「」、。なし
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歌詞(問題文)
(ここはてんかのいろはにかるたまち)
「ここは天下のいろはに歌留多町」
(ぎりとにんじょういろはがとびかうぜー)
「義理と人情、いろはが飛び交うぜ~」
(へぇいってみたーい)
「へぇ……行ってみたーい♪」
(きいてごくらくみてじごくとはいうけど)
「聞いて極楽…」「…見て地獄、とは言うけど…?」
(ひゃくぶんよりはいっけんそれではでかけましょう)
「百聞よりは一見!それでは、出かけましょう!」
(めのうえのこぶじいやをだしぬき)
「【目の上のコブ=じいや】を出し抜き
(おしろをぬけてひとりたびー)
お城を抜けて、一人旅~!」
(あいやまたれいそこいくおひめさん)
「あいや、待たれい。其処行くお姫さん?」
(たびのおさむらいさん)
「旅の、お侍さん?」
(ぶらりぶらりとおしのびものみゆさん)
「ぶらり、ぶらりとお忍び物見遊山?」
(そそんなとこー)
「そ、そんなとこ~!」
(たびはみちずれよはなさけ)
「旅は…」「…道連れ?」「世は…」「…情け?」
(というでしょ)
「と、いうでしょ?」「……?」
(それではちょいとそこまでおちゃにでもいきましょう)
「それでは、ちょいと其処まで…お茶にでも行きましょう」
(よもやまばなしに)
「四方山話に」
(さかすはなよりだんごたべて)
「咲かす花より、団子食べて?♡」
(えてにほをあげたらそろそろ)
「えてに帆を上げたら、そろそろ…」
(おあとがよろしいようで)
『おあとが、よろしいようで?』
(いきなうぃっとをきかせてちょうだい)
粋なウィットをきかせて頂戴
(いろはのかるたにのせて)
いろはの歌留多に乗せて
(ろうにゃくなんにょみなみなみんなさま)
老若男女 皆々皆様
(そーらさきみだれ)
そ~ら、咲き乱れ!
(ときにらくありゃくもありますが)
時に楽ありゃ苦もありますが…
(めいっぱいたのしんだがかち)
めいっぱい「楽しんだ」が、勝ち!
(すいもあまいものみほして)
酸いも甘いも飲み干して
(いきざまうたおうぜさあ)
生き様、歌おうぜ……さあ!
(けんかだーまたー)
「喧嘩だー!!」「またー?」
(かったいのかさうらみー)
「かったいのかさ恨み~?!」
(にくまれっこらよにはばかる)
「憎まれっ子ら、世にはばかる」
(くさいものにはふたをするぜー)
「臭いものには蓋をするぜ~!!」
(まきぞえごめんですたこらさー)
「巻き添え御免ですたこらさ~」
(ごふくとんやにはりこむおかっぴき)
「呉服問屋に張り込む岡っ引」
(ろんよりしょうこをそうさくちゅうー)
「論より証拠を捜索中~?」
(よしのずいからてんじょうのぞくのは)
「葦のずいから天井のぞくのは…」
(きゃーどおぼうー)
「きゃ~、泥棒~!!」
(ひるねのぬすびとみからでたさび)
「昼寝の盗人…?」「身から出た錆?」
(ごようだーさんべんまわってそろそろたばこにしょーかな)
「御用だ~!…三遍回って、そろそろ煙草にしょ~かな!」
(あたまかくしてしりをかくさず)
「頭、隠して尻を隠さぬ…」
(おまぬけどろぼうひっとらえ)
「…おまぬけ泥棒、ひっ捕らえ!」
(ちゃやのむすめがしつれんおおさわぎ)
「茶屋の娘が失恋、大騒ぎ」
(せいてはことをしそんじたー)
「急いては、事を仕損じた~?」
(のどもとすぎればあつさもわすれるわ)
「喉元過ぎれば熱さも忘れるわ…」
(ほねおりぞんのくたびれもうけ)
「骨折り損のくたびれ儲け(笑)」
(ひっどーい)
「ひっどーーい!!」
(えんはいなもの)
「縁は…」「異なもの?」
(あじなものというでしょう)
「味なもの…と、言うでしょう?」
(ねんにはねんをいれたらつぎのこいいきましょ)
「念には念を入れたら…?」「…次の恋いきましょ…!」
(ひけしかぎょうにゃかじとけんかがひっすのはな)
「火消し稼業にゃ、火事と喧嘩が必須の華!」
(おににかなぼうそれなら)
「鬼に金棒…それなら…?」
(ひけしにまといだぜ)
「火消しに、纏だぜ!!」
(いきなりずむをきざんでちょうだい)
粋なリズムを刻んで頂戴
(いろはのかるたにのせて)
いろはの歌留多に乗せて
(ろうにゃくなんにょみなみなみんなさま)
老若男女 皆々皆様
(そーらまいおどれ)
そ~ら、舞い踊れ!
(なきっつらにはちびんぼうひまなし)
泣きっ面に蜂、貧乏暇なし
(それならしらぬがほとけ)
それなら……知らぬが仏!
(にがいりょうやくものみほして)
苦い良薬も、飲み干して
(いきざまみせつけろへーい)
生き様、見せつけろ…へーい!
(はていきなじんせいとは)
「はて……『粋な人生』とは、
(いったいどのようないきざまか)
いったいどのような生き様か?
(かるたのまちにおすみのみなさま)
歌留多の町にお住みの皆様、
(いろはのうたでおしえたもう)
『いろはの歌』で教えたもう!」
(ふみはやりたしかくてはもたぬおちゃやのむすめはこいをする)
文はやりたし書く手は持たぬお茶屋の娘は恋をする
(いものにえたもごぞんじないまま)
芋の煮えたも、ご存じないまま
(われなべにとじぶたさがしては)
破れ鍋に綴じ蓋、探しては
(ならわぬきょうよむもんぜんこぞうと)
習わぬ経読む門前小僧と
(むすばれりちぎをつづけこだくさん)
結ばれ律儀を続け、子沢山
(ていしゅはときにあかえぼしかぶりて)
亭主は時に、赤烏帽子被りて
(こどもはそうりょうのじんろくもかわいい)
子供は総領の甚六もかわいい
(げいにみをたすけられてちりもつもってざいをやまとなすが)
芸に身を助けられてちりも積もって財を山となすが
(やすものかいてぜになくしいきにみをくわれ)
安物買いて銭失くし、粋に身を食われ、
(びんぼうにぎゃくもどりつきとはすっぽん)
貧乏逆戻り…月とはすっぽん!
(おいてはこどもにしたがえといわれて)
老いては子供に従えといわれて…
(ひやみずあびてもさんがいのくびかせ)
冷や水浴びても 三界の首枷
(あれよあれよととしおいおわりへ)
あれよ、あれよと年老い、終わりへ
(みのたけじゅうぶんなほどよいじんせいを)
身の丈十分な ほどよい人生を
(きょうのゆめおおさかのゆめのように)
京の夢、大阪の夢のように…
(いきなかるたをうたってちょうだい)
粋な歌留多を歌って頂戴
(おへたなながだんぎでいい)
お下手な 長談義でいい
(るりもはりもてらせばひかるさ)
瑠璃も玻璃も照らせば光るさ
(そーらきらめいて)
そ~ら、煌めいて!
(むりがとおればどうりがひっこむ)
無理が通れば、道理が引っ込む
(それならまけるがかちだね)
それなら「負けるが勝ち」だね
(うそからまことへといきざまさらけだせ)
嘘から真へと 生き様、さらけ出せ!
(いきなうぃっとをきかせてちょうだい)
粋なウィットをきかせて頂戴
(いろはのかるたにのせて)
いろはの歌留多に乗せて
(ろうにゃくなんにょみなみなみんなさま)
老若男女 皆々皆様
(そーらさきみだれ)
そ~ら、咲き乱れ!
(いぬもあるけばぼうにあたりますが)
犬も歩けば棒に当たりますが…
(されどもうきよはたのしい)
されども 浮き世は楽しい!
(すいもあまいものみほして)
酸いも甘いも飲み干して
(おきらくきぶんでゆだんはたいてきに)
お気楽気分で!油断は大敵に!
(そのいきざまをさきほこれ)
その生き様を、咲き誇れ…
(いろはにほへとちりぬるをわか)
いろはにほへとちりぬるをわか…