糸
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歌詞(問題文)
(さくやのあめがまだすこしのこる)
昨夜の雨がまだ少し残る
(かわききらないままのみちをただいそぐ)
乾ききらないままの道をただ急ぐ
(みおくられるときめていたのに)
見送られると決めていたのに
(せまるちこくきづいたらかけだしていた)
迫る遅刻気付いたら 駆け出していた
(むねのどこかではかすかにしんじてた)
胸のどこかでは微かに信じてた
(きみをみつけたそのときまで)
君を見つけたその時まで
(たぐりよせた「いと」そのさきはきみじゃなくて)
手繰り寄せた「糸」その先は君じゃなくて
(しょうなんのかぜにたゆたうまるでおどるように)
湘南の風に揺蕩う まるで踊るように
(かくしつづけたふたりときおりかおるかこは)
隠し続けた二人時折香る過去は
(きょねんよりもおだやかにながれるのでした)
去年よりも穏やかに流れるのでした
(おとなびたよこがおみとれてるまもなく)
大人びた横顔 見とれてる間もなく
(いきをあげるぼくにきづくわかってたかのようほほえむ)
息を上げる僕に気付くわかってたかの様微笑む
(あゆみよるほうはいつもぼくだった)
歩み寄る方はいつも僕だった
(さいごまでくつがえることはなかったね)
最後まで覆ることはなかったね
(そっととなりでうつむいたままで)
そっと隣で俯いたままで
(まだつたえてないことがたくさんあるように)
まだ伝えてない事がたくさんある様に
(ぼくじゃないみらいまっていたきみはしゅうしえがおでつくろった)
僕じゃない未来待っていた君は終始笑顔で繕った
(わかれをしのばせられないようにごまかしていた)
別れを偲ばせられないように誤魔化していた
(きみがとなりじゃなくなるまだあともうすこし)
君が隣じゃなくなるまだあともう少し
(もどせはしないじかんをうらめどそのすべてが)
戻せはしない時間を恨めどその全てが
(さまざまなおもいをえてむねをしめつける)
様々な想いを得て胸を締め付ける
(おわりをせかすかねがなるもういまさら)
終わりを急かす鐘が鳴る もう今更…
(ひきとめるしかくなどぼくにはないのに)
引き止める資格など僕にはないのに…
(つなぎとめた「いと」あともうすこしもうすこしだけ)
繋ぎ止めた「糸」あともう少しもう少しだけ
(かくしつづけていたぼくからの「さよなら」)
隠し続けていた僕からの「さよなら」
(おもいとびらはとじるまもなくきてきがなれば)
重い扉は閉じる間もなく汽笛が鳴れば
(さいしょがさいごのこいをつれさるのでした)
最初が最後の恋を連れ去るのでした
(きみをのせたきしゃはじこくひょうどおりに)
君を乗せた記者は時刻表通りに
(すべてのいみをまたねとしずかにはしりだす)
全ての意味をまたねと静かに走り出す
(おさなすぎたぼくはなきつかれたきみを)
幼すぎた僕は泣き疲れた君を
(となりにかんじたままでそのままのばしょをはなれられずにいた)
隣に感じたままでそのままの場所を離れられずにいた