no me (みゆはん)

(まいにちほめられるようにかおにかわをぬいつけて)

毎日褒められるように　顔に皮を縫い付けて

(まじめにひっそりひとのかおをみてきげんをうかがった)

真面目にひっそり　人の顔を見て　機嫌をうかがった

(そうしてできたわたしはしげきのないまいにちを)

そうして出来た私は　刺激のない毎日を

(すごしてきたからひかりにあふれたひとをさけてたんだ)

過ごしてきたから　光にあふれた　人を避けてたんだ

(ほんとうはすごくうらやましいなんてそうおもうじぶんもゆるせなかった)

本当はすごく羨ましいなんて　そう思う自分も許せなかった

(かなしいときはどうすればいいたのしいときはどんなかおをして)

悲しい時はどうすればいい？　楽しい時はどんな顔をして

(わらえばいいかわからずにかがみのまえでかおつくっておちこんだ)

笑えばいいか分からずに　鏡の前で顔作って落ち込んだ

(あどけないわらったかおやなんにもかくせないすなおさが)

あどけない笑った顔や　なんにも隠せない素直さが

(ほんのすこしでもあったらこんなわたしもすてきになれたかな)

ほんの少しでもあったら　こんな私も素敵になれたかな

(ぶなんにすごすまいにちはへいきんよりすこしうえ)

無難に過ごす毎日は　平均より少し上

(ただそれいじょうもそれいかもなくつまらなくなったんだ)

ただそれ以上もそれ以下もなく　つまらなくなったんだ

(ほんとうはむちゃなことしてはじけたりすきなようにいきたかった)

本当は無茶なことして弾けたり　好きなように生きたかった

(がんばりすぎてからまわってどうにでもなればいいっておもっても)

頑張りすぎて空回って　どうにでもなればいいって思っても

(だれにもたよれないからさけっきょくほらねわたしはこどくなんだ)

誰にも頼れないからさ　結局ほらね　私は孤独なんだ

(ないてしまったらどれほどらくになるのかわからないけど)

泣いてしまったらどれほど　楽になるのか分からないけど

(あまえかたをしらないからだれかわたしにこえかけてくれたらな)

甘え方を知らないから　誰か私に声かけてくれたらな

(いつかとびらをあけられたならかわれるかな)

いつか扉を開けられたなら　変われるかな？

(ほんのすこしゆうきをもってこんなわたしにさよならしたいから)

ほんの少し勇気を持って　こんな私にさよならしたいから

(いいこはもうおしまいねどうかおねがいだれもじゃましないでね)

いい子はもうおしまいね　どうかお願い誰も邪魔しないでね

(ながくかぶったかわをはいでたとえみちをふみはずしちゃっても)

長く被った皮を剥いで　たとえ道を踏み外しちゃっても

(わたしがわたしでいるためきょうはちょっぴりぼうけんしてみようかな)

私が私でいるため　今日はちょっぴり　冒険してみようかな