泣かないよ

(ゆうぐれのかえりみちのびてゆくかげうつむきあるいた)

夕暮れの帰り道　伸びてゆく影　俯き歩いた

(ひとりきりおもいだすかんがえだせばおわりはなくて)

一人きり思い出す　考えだせば終わりはなくて

(もうなかないってきめたのにすぐだきしめてくれるから)

もう泣かないって決めたのに　すぐ抱きしめてくれるから

(そのうでのなかねむりにつくまで)

その腕の中　眠りにつくまで

(こわいゆめさえみなくていいようにそのこえをきかせつづけてね)

怖い夢さえ見なくていいように　その声を聞かせ続けてね

(しらないことばかりのみちまよってしまっても)

知らない事ばかりの道　迷ってしまっても

(すぐにみちびいてくれるから)

すぐに導いてくれるから

(ふわりとうかぶやさしさのかずはまだこれだけじゃたりないから)

ふわりと浮かぶ優しさの数は　まだこれだけじゃ足りないから

(みえないみらいにもひかりをみせつづけて)

見えない未来にも光を見せ続けて

(とぎれないようにぬくもりでつないでいて)

途切れないように温もりで繋いでいて

(まどのそとよるのそらほしくずのうみゆっくりあるいた)

窓の外　夜の空　星屑の海　ゆっくり歩いた

(ここはまだゆめのとちゅうめがさめたときおぼえてるかな)

ここはまだ夢の途中　目が覚めた時　覚えてるかな

(ぶつかりあってしまってもこのてをはなさないでね)

ぶつかりあってしまっても　この手を離さないでね

(いまよりつよくなれるそのひまで)

今より強くなれるその日まで

(くらいよるでもなかないでいいようにそのこえをきかせつづけてね)

暗い夜でも泣かないでいいように　その声を聞かせ続けてね

(だれもしらないひみつのはこをあけるかぎは)

誰も知らない秘密の箱を開ける鍵は

(そのことばしかないんだから)

その言葉しかないんだから

(なみだをつつむやさしさのかずはまだこれだけじゃたりないから)

涙を包む優しさの数は　まだこれだけじゃ足りないから

(まだよわいわたしにひかりをみせつづけて)

まだ弱い私に光を見せ続けて

(わすれないようにぬくもりでつないでいて)

忘れないように温もりで繋いでいて

(おさないころにきかせてくれたえほんのなかのはなしみたいに)

幼い頃に聞かせてくれた　絵本の中の話みたいに

(だれよりもつよくやさしくなってこんどはあなたをまもってあげたい)

誰よりも強く優しくなって　今度はあなたを守ってあげたい

(ここにうまれたたしかなきせきはいまもまだつづいているんだ)

ここに生まれた確かな奇跡は　今もまだ続いているんだ

(どんなにつらいときでもにぎりかえしてくれる)

どんなに辛い時でも握り返してくれる

(あなたのてがそばにあるから)

あなたの手が側にあるから

(みらいをつむぐやさしさのかずはこのむねにあふれているから)

未来を紡ぐ優しさの数は　この胸に溢れているから

(これからもわたしはしらないみちをいくけど)

これからも私は知らない道を行くけど

(だいじょうぶだからもうひとりでなかないよ)

大丈夫だから　もう一人で泣かないよ