Shout Baby／緑黄色社会

(いつもとちがうかみのにおい)

いつもと違う髪のにおい

(おどらされてしまうくやしいな)

踊らされてしまう悔しいな

(ゆるんでしまうくちもと)

緩んでしまう口元

(まふらーにそっとしずめた)

マフラーにそっと沈めた

(いつからわたしこんなふうに)

いつから私こんな風に

(がまんづよくなれていたんだろう)

我慢強くなれていたんだろう

(こどものころからなきむしだって)

子供の頃から泣き虫だって

(ばかにされたのに)

馬鹿にされたのに

(ないしょにしていてね)

内緒にしていてね

(なんてざんこくなことば)

なんて残酷な言葉

(さけびごえかすんでく)

叫び声霞んでく

(ありふれてるはずのみらいにはとおくて)

ありふれてるはずの未来には遠くて

(だれにきかずともわかる)

誰に聞かずとも分かる

(あいつのもとにはとどきやしない)

あいつの元には届きやしない

(どこにたどりつけばいい？)

どこに辿り着けばいい？

(わからなくてただすがりついて)

分からなくてただ縋り付いて

(まいにちのふあんをかきけすほど)

毎日の不安をかき消すほど

(むねをこがすあこがれなどきえない)

胸を焦がす憧れなど消えない

(かわりたい)

変わりたい

(なんでもすぐにあとまわしに)

何でもすぐに後回しに

(してしまうようなわたしだから)

してしまうような私だから

(わずかなつながりだけでもずっとまもりたかった)

僅かな繋がりだけでもずっと守りたかった

(ないしょにしていたら)

内緒にしていたら

(あってもないようなものだね)

あってもないようなものだね

(わすれてしまえるほど)

忘れてしまえる程

(ちっぽけなおもいではないよわかってる？)

ちっぽけな想いではないよ分かってる？

(よるがあけるころにまた)

夜が明ける頃にまた

(まじめなすがただけみにつけて)

真面目な姿だけ身に付けて

(だってそれしかなかったの)

だってそれしかなかったの

(はじめてのことにとまどってる)

初めてのことに戸惑ってる

(たいくつなじかんをかきけすほど)

退屈な時間をかき消すほど

(むねをしめるあいつなんて)

胸を占めるあいつなんて

(もう)

もう

(こんなものしりたくなかった)

こんなもの知りたくなかった

(あのときああすればよかった)

あの時ああすれば良かった

(こんなにもろいものだけど)

こんなに脆いものだけど

(じぶんをこうていしたかった)

自分を肯定したかった

(わるいことをしてるようで)

悪いことをしてるようで

(じぶんがなさけなかった)

自分が情けなかった

(だけどすべてはじめてで)

だけど全て初めてで

(まだしんじていたかった)

まだ信じていたかった

(だれにきかずともわかる)

誰に聞かずとも分かる

(あいつはしあわせをくれやしない)

あいつは幸せをくれやしない

(それでもあいつがくれたもの)

それでもあいつがくれたもの

(なにもなかったわけじゃないから)

何もなかったわけじゃないから

(まいにちのふあんをかきけすほど)

毎日の不安をかき消すほど

(ずるいうそがうれしくてきえない)

ずるい嘘が嬉しくて消えない

(かわりたい)

変わりたい