Black Out

(ざんこくなうんめいとうらはらにきせつはすぎて)

残酷な運命と　裏腹に季節は過ぎて

(たちあがれないぼくはただたいようをにらむしかなかった)

立ち上がれない僕は　ただ太陽を睨むしかなかった

(つみあげてきたすべてがひていされたようにおもえて)

積み上げてきた全てが　否定されたように思えて

(とがったことばだけうかんではのみこんでた)

尖った言葉だけ　浮かんでは飲み込んでた

(かーてんをゆらしたかぜがはこんだひかりのつぶに)

カーテンを揺らした風が　運んだ光の粒に

(さそわれみあげたしろいせんがしょかのそらをわった)

誘われ見上げた　白い線が初夏の空を割った

(はるがあおかったのならなつはどんないろだろう)

春が青かったのなら　夏はどんな色だろう

(くもったこころさえぬりつぶしてくれないかな)

曇った心さえ　塗りつぶしてくれないかな

(だれもすくってくれないよなそれでも)

誰も救ってくれないよな　それでも

(えらべないうんめいがてあしをしばったって)

選べない運命が　手足を縛ったって

(あしたくらいならかえられないか)

明日くらいなら　変えられないか？

(いみなんてなくたって)

意味なんてなくたって

(ひかりがみえなくてどうしようもなくたって)

光が見えなくて　どうしようもなくたって

(せめてぼくはわらいたい)

せめて僕は笑いたい

(きのうまでがんばってたきみが)

昨日まで頑張ってたキミが

(いつのまにかこうかいばっかされて)

いつの間にか後悔ばっかされて

(かわいそうにおもえて)

かわいそうに思えて

(きみもきょうのぼくだったはずなのに)

キミも今日の僕だったはずなのに

(くやむのなんてしんだあとでいいんじゃないかな)

悔やむのなんて　死んだ後で良いんじゃないかな

(だれもすくってくれないけどそれなら)

誰も救ってくれないけど　それなら

(えらべないうんめいさむりょくなぼくだって)

選べない運命さ　無力な僕だって

(きょうのいきさきはかえられたんだ)

今日の行き先は　変えられたんだ

(どうせおなじだってあらがえなくたって)

どうせ同じだって　抗えなくたって

(すこしだけでいいせめてぼくはわらいたい)

少しだけでいい　せめて僕は笑いたい

(けさないですてないでおもいだしてそのひを)

消さないで　捨てないで　思い出して　その火を

(けさないですてないでおもいだしてそのひをあのひを)

消さないで　捨てないで　思い出して　その火を　あの日を

(すすめなくてもどれなくてなにひとつかえられなくて)

進めなくて　戻れなくて　何一つ変えられなくて

(それならいっそかわればいいや)

それならいっそ変わればいいや

(なくさないでとざさないでたやさないでそむけないで)

失くさないで　閉ざさないで　絶やさないで　背けないで

(そのほのおをもういちど)

その炎をもう一度

(ともせるのはむりょくなぼくなんだ)

灯せるのは　無力な僕なんだ

(ほかのだれだってできやしないんだ)

他の誰だって　出来やしないんだ

(たくされたんならかなえてやんないか)

託されたんなら　叶えてやんないか

(すくってやんないかせめてぼくのねがいは)

救ってやんないか　せめて僕の願いは