ヒウマノイドズヒウマニズム

(どちらにしようかなてんごくのかみさま)

何方にしようかな 天国の神様

(われわれはじゆうというかいぶつのふくちゅうふじゆうをくらう)

我我は自由と言う怪物の腹中 不自由を喰う

(たねしかけからくりなしのにちじょうのはんすう)

種 仕掛絡繰無しの日常の反芻

(まいじまいふんまいびょうこくいっこくと)

毎時毎分毎秒 刻一刻と

(いっこくをあらそうおうでえんすうごうのしゅう)

一刻を争う オウデエンス 烏合の衆

(まちがいさがしこたえあわせまですりーつーわん)

間違探し 答合せ迄 三・二・一

(どらまてぃっくをきたいしてただみつめている)

劇的を期待して只瞶めている

(ぞうかにみずをやるようなおこにつぐ)

造花に水を遣る様な烏滸に告ぐ

(ひゆでもきょげんでもなくいまじつぶつをえんぎしている)

比喩でも虚言でも無く 今 実物を演技している

(しかしいろあざやかなあぱしいでさっかくにせびれをのせちゅうをまう)

然し 色鮮やかなアパシイで 錯覚に背鰭を載せ宙を舞う

(すいそうのうみはこきゅうをうばっていく)

水槽の海は呼吸を奪っていく！

(あいまいにいまだかくしている)

曖昧に未だ 隠している

(ろじうらあめがふるようにひめている)

路地裏 雨が降る様に秘めている

(ていぶるにたんとならべてさあしょくざいをたんびしている)

テイブルにたんと列べて さあ 食剤を耽美している

(そこにすのびずむのありゅうのむれ)

其処にスノビズムの亜流の群

(ぼうかんしゃはしろめのやゆやどごう)

傍観者は白眼の揶揄や怒号

(ええとすのはてはいまどこだだだ)

エエトスの果ては今 何処だ？だ？だ？

(じあんさーいんざだーく)

the answer in the dark

(きかせてくれよああにせもののかちについて)

聴かせてくれよ 嗚呼 偽物の価値に就て

(なにをさばきなにをえがく)

何を裁き 何を描く

(しょうしつのいふにめめをふさいでいる)

消失の畏怖に目目を塞いでいる

(わからないわ)

解らないわ！

(なぜいまなぜ)

何故 今 何故

(ぼくはここにたっている)

僕は此処に立っている？

(うろのぞうがはいすいこうにうずをまいて)

虚の像が 排水溝に 渦を巻いて

(ふかくふかくきえていった)

深く深く 消えて行った

(きみのほおに)

君の頬に

(あめふるあめ)

雨 降る 雨

(だれかつきおとしてくれ)

誰か衝き陥してくれ！

(ひきがねをひくまでまぼろしさねぇ)

引金を弾く迄 幻さ ねぇ

(ずっとずっとぼくはぼくにぎたいしている)

ずっとずっと 僕は僕に擬態している！

(こしたんたんとこうてただながめている)

虎視眈々と乞うて 只眺めている

(ぱあつをもしてむらがるあほうにつぐ)

パアツを模して群がる阿呆に告ぐ

(ゆめでもきじゅつでもなくいままちがいをまちがえている)

夢でも奇術でも無く 今 間違を間違えている

(しりょをふみにじるわこきゅうのおとと)

思慮を踏み躙るわ 呼吸の音と

(かとらりいのひめいにみみがいたい)

カトラリイの悲鳴に耳が痛い

(しあがったぼくのずがいのうちゅうは)

仕上がった僕の頭蓋の宇宙は

(こわれるかんかく)

こ　わ　れ　る　か　ん　か　く　！

(じあんさーいんざだーく)

the answer in the dark

(きかせてくれよにせもののかちについて)

聴かせてくれよ 偽物の価値に就て

(なにをえがきなにをねがう)

何を描き 何を願う

(ぼくになりすましてくちをぬぐっている)

僕に成り済まして口を拭っている

(わからないわ)

解らないわ！

(なぜいまなぜ)

何故 今 何故

(ぼくはここにたっている)

僕は此処に立っている？

(うそのそうがせいめいのようにみゃくをうって)

嘘の想が 生命の様に 脈を打って

(ひとつひとつきえていった)

一つ一つ 消えて行った

(きみのほおに)

君の頬に

(あめふるあめ)

雨 降る 雨

(はやくつきおとしてくれ)

早く 衝き陥してくれ！

(ひきがねをひくまでまぼろしさねえ)

引金を弾く迄 幻さ ねえ

(どこへむかっている)

何処へ向かっている？

(じあんさーいんざだーく)

the answer in the dark

(きかせてくれよにせもののかちについて)

聴かせてくれよ 偽物の価値に就て

(たとえこれがまがいものでもそれでもぼくらはうつくしい)

例え此れが紛物でも 其れでも僕等は美しい

(すべてはかみさまのいうとおり)

総ては神様の云う通り！