年神と若水とり

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【日本昔話】
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問題文

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(しんねんにはとしがみさまがおいでになります。)

新年には年神さまがおいでになります。

(としがみさまはしょうがつさま、としこしさまともよばれ、)

年神さまは正月さま、年越しさまとも呼ばれ、

(としだなというりんじのさいだんをつくって、かがみもち、かいさんぶつ、ほしたかじつなどをそなえます。)

年棚という臨時の祭壇を作って、鏡もち、海産物、干した果実などを供えます。

(「とし」は、もともといねのみのりをさすことばですから、)

「トシ」は、もともと稲の実りを指す言葉ですから、

(がんたんのそうちょうにはきまったたにがわやいどからみずをくみます、)

元旦の早朝には決まった谷川や井戸から水を汲みます、

(これをわかみずとりといいます。)

これを若水とりと言います。

(おもにいえのせたいぬしやちょうなんあるいはしゅふがくむことがおおいのです。)

主に家の世帯主や長男あるいは主婦が汲むことが多いのです。

(そのわかみずでおちゃをいれて、いちねんのむびょうそくさいをいのります。)

その若水でお茶を入れて、一年の無病息災を祈ります。

(としがみさまはこめづくりのかみさまなのです。)

年神さまは米作りの神様なのです。