悪ノ娘 1

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投稿者投稿者☆咲夜☆いいね0お気に入り登録
プレイ回数1266難易度(3.4) 507打 長文
悪ノ娘の小説のタイピングだよ

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問題文

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(いだいなじょおうはしんだ。)

偉大な女王は死んだ。

(かのじょはわたしのしゅくんであり、ゆうじんでもあった。)

彼女は私の主君であり、友人でもあった。

(たいくつしのぎのひび。そのなかでえた、かずすくないゆうじんのひとり。)

退屈しのぎの日々。その中で得た、数少ない友人の一人。

(きょう、そのともがしんだ。)

今日、その友が死んだ。

(そう、ひとはしぬのだ。それがふつうなのだ。)

そう、人は死ぬのだ。それが普通なのだ。

(やはりわたしにともなどいらなかったのだ。)

やはり私に友などいらなかったのだ。

(ひとりでいれば。)

一人でいれば。

(そう、ずっとひとりでいれば。)

そう、ずっと一人でいれば。

(こんなに、なくことはなかった。)

こんなに、泣くことはなかった。

(なみだなんて、もうとっくのむかしにかれてしまったのだとおもっていたのに。)

涙なんて、もうとっくの昔に枯れてしまったのだと思っていたのに。

(そろそろこのくにからさろう。)

そろそろこの国から去ろう。

(そうすれば、もうかなしむことはない。)

そうすれば、もう悲しむことはない。

(ひとりならば、かなしむことなどないのだ。)

一人ならば、悲しむことなどないのだ。

(わたしにはもくてきがある。)

私には目的がある。

(みつけなければならない。)

見つけなければならない。

(「たいざいのうつわ」を。)

「大罪の器」を。