意味が分かると怖い話103 概要欄に説明あり

解説
つまり友人は死んでなどない。
「私」は身代わりにされたのだ。
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問題文
(10ねんまえにわたしからおおくのしゃっきんをしたあげく、)
10年前に私から多くの借金をした挙句、
(やくざにおわれてとんずらしやがった。)
ヤクザに追われてトンズラしやがった。
(そんなあいつからてがみがとどいた。)
そんなあいつから手紙が届いた。
(てがみのないようは、)
手紙の内容は、
(いまじぶんはまっきのがんであり、)
今自分は末期のがんであり、
(よめいはいくばくもないこと。)
余命はいくばくも無いこと。
(このてがみがとどくころには、わたしはもうこのよにはいないだろうということ。)
この手紙が届くころには、私はもうこの世にはいないだろうということ。
(そしてわたしにひどいことをしてもうしわけなかったということ。)
そして私にひどいことをして申し訳なかったということ。
(そしてさいごにもしゆるしてくれるのであれば、)
そして最後にもし許してくれるのであれば、
(もういちどきみとおきにいりのはまきをふかしながら、)
もう一度君とお気に入りの葉巻をふかしながら、
(こーひーをのみたい。)
コーヒーを飲みたい。
(しかしこのからだではそれももうむり。)
しかしこの体ではそれももう無理。
(だからせめてこーひーをのむとき、)
だからせめてコーヒーを飲むとき、
(ぼくのぶんまでつくってほしい。)
僕の分まで作ってほしい。
(そしてぼくのすきなめいがらのはまきに、)
そして僕の好きな銘柄の葉巻に、
(ひをつけてほしいと。)
火をつけてほしいと。
(たしかにうそつきでひどいおとこだったが、)
確かに嘘つきで酷い男だったが、
(どこかにくめないやつだった。)
どこか憎めない奴だった。
(わたしはあいつのくようのつもりでふたりぶんのこーひーをいれて、)
私はあいつの供養のつもりで二人分のコーヒーを入れて、
(ひとつをてーぶるのおくへおき、)
一つをテーブルの奥へ置き、
(てーぶるにあるはいざらへはまきをおき、)
テーブルにある灰皿へ葉巻を置き、
(わたしはてーぶるのてまえへすわり、)
私はテーブルの手前へ座り、
(かれのためにめいふくをささげようとしたしゅんかん、)
彼のために冥福をささげようとした瞬間、
(ばったーん!!)
バッターン!!
(いきなりやくざふうのおとこがはいってきた。)
いきなりヤクザ風の男が入ってきた。
(しかもふたり。)
しかも二人。
(はいってくるやいなや)
入って来るや否や
(あいつはみなかったかとたずねてくる。)
あいつはみなかったかと尋ねてくる。
(そしててーぶるのうえをみると、)
そしてテーブルの上を見ると、
(にがしやがったな!!)
逃がしやがったな!!
(といわれた。)
と言われた。
(わたしのさいごにきくおとが)
私の最後に聞く音が
(じゅうせいになるとはおもってもいなかった。)
銃声になるとは思ってもいなかった。