月はどこに行った？

(まるいつきはどこにいった)

丸い月はどこに行った？

(いつのまにかきえていた)

いつの間にか消えていた

(かぜにふかれながされ)

風に吹かれ流され

(くらやみにかくれてるのか)

暗闇に隠れてるのか？

(とうきょうはびるばかりで)

東京はビルばかりで

(このそらをじゃましてる)

この空を邪魔してる

(だいじなものが)

大事なものが

(いつしかみえなくなっちまう)

いつしか見えなくなっちまう

(ひとのめをきにしないで)

他人(ひと)の目を気にしないで

(ただじぶんのすきなように)

ただ　自分の好きなように

(あのそらのうえぽっかりと)

あの空の上　ぽっかりと

(うかんでいられたら)

浮かんでいられたら

(まよなかのじどうこうえん)

真夜中の(児童公園)

(だれもいないじゃんぐるじむ)

誰もいない(ジャングルジム)

(てっぺんによじのぼり)

てっぺんによじ登り

(さけぶばかやろー)

叫ぶ　バカヤロー

(まるいつきはどこにいった)

丸い月はどこに行った？

(いつのまにかきえていた)

いつの間にか消えていた

(それでもきっとどこかで)

それでもきっと　どこかで

(おれをまっているのか)

俺を待っているのか？

(ずっとそこにいてくれる)

ずっとそこにいてくれる

(おもってたのにうらぎられた)

思ってたのに裏切られた

(あしもとのいしころを)

足下の石ころを

(おもいきりなげてやろうか)

思いきり　投げてやろうか？

(りふじんにながれるくも)

理不尽に流れる雲

(ほらいっしゅんさえぎられて)

ほら一瞬　遮られて

(おもいえがいたゆめさえも)

思い描いた夢さえも

(うばおうとするのか)

奪おうとするのか

(みずのみばじゃぐちをひねり)

水飲み場(蛇口をひねり)

(よごれちまったかおをあらう)

汚れちまった(顔を洗う)

(てのこうでぬぐいながら)

手の甲で拭いながら

(さけぶざけんなよ)

叫ぶ　ざけんなよ

(おれのつきはどこにいった)

俺の月はどこに行った？

(かがやいてるはずだった)

輝いてるはずだった

(まっくらなそらそれでも)

真っ暗な空　それでも

(ぜったいあきらめはしない)

絶対　諦めはしない

(かわらないとしんじてた)

変わらないと信じてた

(じぶんのいしはやみのなかだ)

自分の意思は闇の中だ

(このむねのくやしさを)

この胸の悔しさを

(あしたこそぶつけてやろう)

明日こそ　ぶつけてやろう

(まるいつきはどこにいった)

丸い月はどこに行った？

(いつのまにかきえていた)

いつの間にか消えていた

(それでもきっとどこかで)

それでもきっと　どこかで

(おれをまっているのか)

俺を待っているのか？

(ずっとそこにいてくれる)

ずっとそこにいてくれる

(おもってたのにうらぎられた)

思ってたのに裏切られた

(あしもとのいしころを)

足下の石ころを

(おもいきりなげてやろうか)

思いきり　投げてやろうか？

(まるいつきがかけていく)

丸い月が欠けて行く

(おれのつきがかけていく)

俺の月が欠けて行く

(だけどつきはそこにある)

だけど月はそこにある

(にげださないよ)

逃げ出さないよ