至上主義アドトラック

(めあわせはじまるしなさだめ)

目合わせ始まる品定め

(ふそくしたままのいしそつう)

不足したままの意思疎通

(むいみなしょうさんまんぞくげ)

無意味な称賛 満足気

(ひへいのみほんいち)

疲弊の見本市

(うつろにかざるしめんじょう)

虚に飾る紙面上

(でこぼこにふりかざしたきべん)

凸凹に振翳した詭弁

(ひしげたかおをつつかれて)

拉げた顔を啄かれて

(はりつけられたかおがひびわれていく)

貼付けられた顔が罅割れていく

(かんぷなきまでにつぶれたこのばんかえすては)

完膚無きまでに潰れた個の盤 覆す手は？

(きざまれたしわすりへるくつぞこああこたえを)

刻まれた皺 擦減る靴底 嗚呼正解を

(しじょうしゅぎあどとらっくでしろくじちゅうをかけまわる)

至上主義アドトラックで 四六時中を駆回る

(しょせんつかいすてのしょうもうひんだと)

所詮 使い捨ての消耗品だと？

(おっといいきになるなよ)

おっと 好い気になるなよ

(ぱっとうちあげてやれよるをのみこむほしのはな)

パッと打上げてやれ 夜を呑込む星の花

(またすみにつみかさねられていくいのりまるめなげはなつ)

また隅に積重ねられていく祈り 丸め投放つ

(さいこうびのほけつきょうそう)

最後尾の補欠競争

(えいりなついげきいたばさみ)

鋭利な追撃 板挟み

(いきつまるさがりてんじょう)

息詰まる 下り天井

(きゅうちのふくろこうじ)

窮地の袋小路

(あめにもまけずかぜにもまけず)

雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ

(さびついてふしょくするじょうしき)

錆付いて腐食する常識

(きしみをましたはぐるまは)

軋みを増した歯車は

(きかくがいのせんへとみきられていく)

規格外の線へと見切られていく

(かわりばえないちんぷならくいんはらすては)

変わり映え無い陳腐な烙印 晴らす手は？

(はじかれたわくすりぬけるふるいああこたえは)

弾かれた枠 擦り抜ける篩 嗚呼正解は

(しじょうしゅぎあどとらっくでゆいいつむにをつりさげる)

至上主義アドトラックで 唯一無二を吊下げる

(しょせんやくたたずのだいようひんだと)

所詮 役立たずの代用品だと？

(おいいまにみとけよ)

おい 今に見とけよ

(ばっとしかけてやればよるになだれるほしのはな)

バッと仕掛けてやれば 夜に雪崩れる星の花

(またひとつゆびでおしあけていくいのりよこへすべらせる)

また一つ指で押開けていく祈り 横へ滑らせる

(へいそくしたままのかんじょうせんのがれるては)

閉塞した侭の環状線 逃れる手は？

(ならされたりそうおしのくげんじつああこたえを)

均された理想 押退く現実 嗚呼正解を

(しじょうしゅぎあどとらっくでしろくじちゅうをかけまわる)

至上主義アドトラックで 四六時中を駆回る

(しょせんつかいすてのしょうもうひんだと)

所詮 使い捨ての消耗品だと？

(おっといいきになるなよ)

おっと 好い気になるなよ

(ぱっとうちあげてやれよるをのみこむほしのはな)

パッと打ち上げてやれ 夜を呑込む星の花

(しょせんやくたたずのだいようひんだと)

所詮 役立たずの代用品だと？

(おいいまにみとけよ)

おい 今に見とけよ

(ぱっとしかけてやればよるにたゆたうほしのはな)

パッと仕掛けてやれば 夜に揺蕩う星の花

(またそらにちりばめられていくいのり)

また空に散嵌められていく祈り

(もとめまいあがる)

求め舞い上がる

(らららららら)

ラララ ラララ