ガーネット／奥華子

(ぐらうんどかけてくあなたのせなかは)

グラウンド駆けてくあなたの背中は

(そらにうかんだくもよりもじゆうで)

空に浮かんだ雲よりも自由で

(のーとにならんだしかくいもじさえ)

ノートに並んだ四角い文字さえ

(すべてをてらすひかりにみえた)

すべてを照らす光に見えた

(すきというきもちがわからなくて)

好きという気持ちが分からなくて

(にどとはもどらないこのじかんが)

二度とは戻らないこの時間が

(そのいみをあたしにおしえてくれた)

その意味をあたしに教えてくれた

(あなたとすごしたひびをこのむねにやきつけよう)

あなたと過ごした日々を この胸に焼き付けよう

(おもいださなくてもだいじょうぶなように)

思い出さなくても大丈夫なように

(いつかほかのだれかをすきになったとしても)

いつか他の誰かを好きになったとしても

(あなたはずっととくべつでたいせつで)

あなたはずっと特別で 大切で

(またこのきせつがめぐってく)

またこの季節が めぐってく

(はじめてふたりではなしたほうかご)

はじめて二人で話した放課後

(だれもしらないえがおさがしていた)

誰も知らない笑顔探していた

(とおくであなたのはしゃいでるこえに)

遠くであなたのはしゃいでる声に

(なぜだかむねがいたくなったの)

なぜだか胸が痛くなったの

(かわってゆくことをこわがってたの)

変わってゆく事を怖がってたの

(ずっとともだちのままいれるきがした)

ずっと友達のままいれる気がした

(おわってくものなどないとおもった)

終わってく物など無いと思った

(はてしないじかんのなかであなたとであえたことが)

果てしない時間の中で あなたと出会えた事が

(なによりもあたしをつよくしてくれたね)

何よりもあたしを強くしてくれたね

(むちゅうでかけるあしたにたどりついたとしても)

夢中でかける明日に辿り着いたとしても

(あなたはずっととくべつでたいせつで)

あなたはずっと特別で 大切で

(またこのきせつがやってくる)

またこの季節が やってくる

(いつまでもわすれないとあなたがいってくれたなつ)

いつまでも忘れないと あなたが言ってくれた夏

(じかんがながれいまごろあたしはなみだがこぼれてきた)

時間が流れ 今頃あたしは涙がこぼれてきた

(あなたとすごしたひびをこのむねにやきつけよう)

あなたと過ごした日々を この胸に焼き付けよう

(おもいださなくてもだいじょうぶなように)

思い出さなくても大丈夫なように

(いつかほかのだれかをすきになったとしても)

いつか他の誰かを好きになったとしても

(あなたはずっととくべつでたいせつで)

あなたはずっと特別で 大切で

(またこのきせつがめぐってく)

またこの季節が めぐってく