才能なんてないと叫ぶ

(みぎてでえがいた)

右手で描いた

(いまここにいばしょはないんだ)

今ここに居場所はないんだ

(いきをすいこんだ)

息を吸いこんだ

(つまらないせかいこわしたくて)

つまらない世界　壊したくて

(ｎｏｃｏｎｔｒｏｌなかんじょう)

No Controlな感情

(ぞんざいにたたきつけても)

ぞんざいに叩きつけても

(だヴぃんちにはほどとおい)

ダ・ヴィンチには程遠い

(さいのうなんてないとさけぶ)

「才能なんてない」と叫ぶ

(ためいきだらけのひび)

溜め息だらけの日々

(ぼくはまだたいそうなゆめおったいまを)

僕はまだ大層な夢追った『今』を

(あきらめたくはないから)

諦めたくはないから

(たいおんをうしなったはずの)

体温を失ったはずの

(しかばねのりょうてにいだくきぼう)

屍の両手に抱く希望

(ひきぬいたらさらけだせよ)

引き抜いたらさらけ出せよ

(そのやいばを)

その刃を

(ひだりてでえがいた)

左手で描いた

(とどかないせかいにおかされて)

届かない世界に侵されて

(いきをはくように)

息を吐くように

(うごかないみぎてをのろった)

動かない右手を呪った

(ｎｏｃｏｎｔｉｎｕｅなせかいなら)

No Continueな世界なら

(こうかいしたくはないでしょう)

後悔したくはないでしょう？

(そんざいりゆうがばぐでも)

存在理由がバグでも

(ひょうげんじたいはじゆうでしょう)

表現自体は自由でしょう？

(せいかいふせいかいさえも)

正解・不正解さえも

(ｅｎｄｉｎｇさえしらないまま)

Endingさえ知らないまま

(うんめいのだいすをふったら)

運命のダイスを振ったら

(さいのうなんてないとさけぶ)

「才能なんてない」と叫ぶ

(こせいがゆらぐひび)

個性が揺らぐ日々

(ゆらゆらふていけいめいたしょうどう)

ゆらゆら不定形めいた衝動

(いまだなにものにもなれぬまま)

いまだ何者にもなれぬまま

(たいどうをうしなったあとのなきがらはとうめい)

胎動を失った後の亡骸は透明

(ひとおもいにひきさいたららくになるぜ)

一思いに引き裂いたら楽になるぜ

(そのやいばで)

その刃で

(ｍａｙｄａｙｄｏｎ’ｔｙｏｕｋｎｏｗｗｈｏａｍｉ)

Mayday, don't you know who am I ?

(こたえたのはぼくのしんぞうで)

応えたのはぼくの心臓で

(ただのひとりにもしられずには)

ただの一人にも知られずには

(おわりたくないの)

終わりたくないの

(さいのうなんてないよ)

「才能なんてないよ」

(それがぼくであるしょうめい)

それが僕である証明

(さいのうなんてないとさけぶ)

「才能なんてない」と叫ぶ

(だせいをつなぐひび)

惰性を繋ぐ日々

(ふわふわふせんめいなんだえいぞう)

ふわふわ不鮮明なんだ映像

(いまもせぴあいろにやきついてる)

いまもセピア色に焼き付いてる

(さいぼうがうけついだ)

細胞が受けついだ

(からだかけめぐるきょうめい)

身体駆け巡る共鳴

(そのこころにいきづいたらはじめようぜ)

その心に息づいたら始めようぜ

(このやいばで)

この刃で

(さいのうなんてないとさけぶ)

「才能なんてない」と叫ぶ