ハイドアユートピア

(いつかこのせかいがきえはて)

いつかこの世界が消え果て

(きみのためとわらえたならば)

君の為と笑えたならば

(たぶんわたしはいつかのように)

多分私はいつかのように

(わたしのうででわたしをやめる)

私の腕で私をやめる

(とおいそらにとびたっていく)

遠い空に飛び立って行く

(とりたちはみょうにかなしくて)

鳥たちは妙に悲しくて

(おなじようにりょうてをひろげ)

同じように両手を広げ

(だれかとかさねるとべないわたし)

誰かと重ねる飛べない私

(おもいだけでいきていけるなら)

想いだけで生きて行けるなら

(わたしはもうないていない)

私はもう泣いていない

(こころだけでしんでいけるなら)

心だけで死んで逝けるなら

(わたしはもうここにいない)

私はもうココにいない

(かぎりないうたがきこえたんだろう)

限りない唄が聞こえたんだろう

(かくれさったわたしのゆーとぴあ)

隠れ去った私の理想郷

(みにくいげんじつゆめみたあのまち)

醜い現実　夢見たあの街

(つながれたくさりがはずれることはない)

繋がれた鎖が外れる事はない

(あのとききみはわたしをみて)

あの時君は私を見て

(ないてしまうことばをいった)

泣いてしまう言葉を言った

(どこかとおくへいってみたいと)

どこか遠くへ行ってみたいと

(ねむりそうなこえでいったの)

眠りそうな声で言ったの

(きみとみつめあいやくそくした)

君と見つめ合い約束した

(あのさいしょのいちぺーじは)

あの最初の1ページは

(うそとかほんのきまぐれだとか)

嘘とかほんの気まぐれだとか

(どうしてなきながらいうの)

どうして泣きながら言うの？

(おわりないうたがきこえたんだろう)

終わりない唄が聞こえたんだろう

(かくれさったわたしのゆーとぴあ)

隠れ去った私の理想郷

(いのるだけのことうたうだけのこと)

祈るだけの事歌うだけの事

(どうしてきみはとなりにいてくれないの)

どうして君は隣にいてくれないの

(きみのためにわたし)

君の為に私

(いますぐにいうから)

今すぐに言うから

(どうかこのままそばにいて)

どうかこのまま側にいて

(こえをからしながら)

声を枯らしながら

(きみはなけというの)

君は泣けと言うの?

(ひとりだけのげんじつなんて)

一人だけの現実なんて

(たえまないうたがきこえたんだろう)

絶え間ない唄が聞こえたんだろう

(かくれさったわたしのゆーとぴあ)

隠れ去った私の理想郷

(みつからないけどどこかにおとした)

見つからないけどどこかに落とした

(きみのためにさがしてることばがあるの)

君の為に探してる言葉があるの

(まいあがるこえがきこえたんだろう)

舞い上がる声が聞こえたんだろう

(かくれさったわたしのゆーとぴあ)

隠れ去った私の理想郷

(こえはなきごえだときみはしってた)

声は泣き声だと君は知ってた

(どうかさいごにわらっていわせてください)

どうか最後に笑って言わせてください

(ありがとう)

"ありがとう"