意味が分かると怖い話146 概要欄に説明あり

まあ諦めませんけどねえ…
このシリーズめちゃくちゃ作るの楽しいし今までちゃんと続けられたの初めてなので何回文章を(違和感ない程度に)変えようとも公開し続けますよ…
解説
…………………………
「死んじゃダメ!まだ絶対に死んじゃダメだよぅ!だって、Aくんの人生はまだまだこれから…ッ!」
…………………………
↑まだまだこれからもっと不幸になるのに…
………………………
「私の分まで……ちゃんと生きてね」
…………………………
↑私の分まで苦しんでちゃんと生きてね
みたいな…
こういう風に見ると、つまり語り手の恨んでいるっていう推察は正しかったということですね。
ちなみに美しいをうるわしいとしているのは、たまたまテストしていた時に自分がなんとなく納得できたのでそのままにしました修正しないでください。
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問題文
(もう、しんでやろうとおもったんだ。)
もう、死んでやろうと思ったんだ。
(びるのおくじょうにたって、くつをおいて、)
ビルの屋上に立って、靴を置いて、
(そのうえにいしょをおいて。)
その上に遺書を置いて。
(このさきいきていてもひとつもいいことなんてあるきがしない。)
この先生きていても一つもいいことなんてある気がしない。
(おれはうつろなきもちで、)
俺はうつろな気持ちで、
(おくじょうからみをなげ、)
屋上から身を投げ、
(「だめ!」)
「ダメ!」
(うしろからうでをひかれた。)
後ろから腕を引かれた。
(すごいちからだ。)
すごい力だ。
(おれはうしろにたおされ、しりもちをついた。)
俺は後ろに倒され、しりもちをついた。
(「なにするんだよ!じゃまするな!」)
「何するんだよ!邪魔するな!」
(そういったしゅんかん、ぎょっとした。)
そういった瞬間、ぎょっとした。
(なんとうでをつかんでいたのは、)
何と腕をつかんでいたのは、
(1ねんまえにしんでいたもとかのだったのだ。)
1年前に死んでいた元カノだったのだ。
(なぜ?)
なぜ?
(かのじょは、おれにふられたしょっくで、)
彼女は、俺に振られたショックで、
(じさつしてしまったのだ。)
自殺してしまったのだ。
(おれはかのじょにうらまれているとばかりおもっていたのに。)
俺は彼女に恨まれているとばかり思っていたのに。
(「なぜおまえがここに?」)
「なぜおまえがここに?」
(「だって、きみがしのうとしているすがたがみえたから。」)
「だって、君が死のうとしている姿が見えたから。」
(そういうと、おれのふくのそでをつかんで、)
そういうと、俺の服の袖をつかんで、
(なみだながらにおれにうったえはじめた。)
涙ながらに俺に訴え始めた。
(「しんじゃだめ!ぜったいにしんじゃだめだよ!)
「死んじゃダメ!絶対に死んじゃだめだよ!
(だって、きみのじんせいはこれからなんだから!」)
だって、君の人生はこれからなんだから!」
(なみだでことばがつづけられないほど、)
涙で言葉が続けられないほど、
(ひっしにぼくをたすけようとしてくれているかのじょ。)
必死に僕を助けようとしてくれている彼女。
(いきていたときには、このなみだもおもくかんじられたものだが、)
生きていた時には、この涙も重く感じられたものだが、
(しんでしまったかのじょのそれは、)
死んでしまった彼女のそれは、
(ただひたすらにうるわしかった。)
ただひたすらに美しかった。
(ぼくはせいいっぱいのあいじょうとかんしゃのきもちをこめて、)
僕は精いっぱいの愛情と感謝の気持ちを込めて、
(かのじょをだきしめた。)
彼女を抱きしめた。
(「ありがとう、ありがとう。おれがんばっていきるよ、おまえのぶんまで。」)
「ありがとう、ありがとう。俺頑張って生きるよ、おまえの分まで。」
(かのじょはおれのことばにかんどうしたのか、)
彼女は俺の言葉に感動したのか、
(おれのうでのなかからゆっくりとすがたをけしていった。)
俺の腕の中からゆっくりと姿を消していった。
(さいごにかのじょはこういった。)
最後に彼女はこう言った。
(「わたしのぶんまでちゃんといきてね。」)
「私の分までちゃんと生きてね。」
(よし!)
よし!
(そのためにはまずたがくのしゃっきんをなんとかしなきゃだな。)
そのためにはまず多額の借金を何とかしなきゃだな。
(しごともくびになっちゃったし、)
仕事もクビになっちゃったし、
(このさきのふあんはつきない。)
この先の不安は尽きない。
(でも、あのこがいきろといってくれたのだ。)
でも、あの子が生きろと言ってくれたのだ。
(かのじょのためにも、がんばっていきるぞ!)
彼女のためにも、頑張って生きるぞ!